垣根涼介の同名小説を大泉洋主演で実写映画化した『室町無頼』(2025年1月17日公開)。このたび、本作の本編場面写真が解禁された。
【写真を見る】鍔迫り合いを繰り広げる蓮田兵衛(大泉洋)と骨皮道賢(堤真一) / [c] 2016 垣根涼介/新潮社 [c]2025『室町無頼』製作委員会
日本史上、初めて武士階級として一揆を起こした男と、彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描く本作。大泉が、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、「歴史書にただ一度名を残す男」主人公、蓮田兵衛を演じる。兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に長尾謙杜、その才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明、民を虐げ、贅沢にふける有力大名、名和好臣には北村一輝、高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女、芳王子役に松本若菜。そして、堤真一が300人もの荒くれ者を抱え、幕府から京の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領、骨皮道賢に扮する。
監督を務めるのは、『22年目の告白―私が殺人犯です―』(17)や『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』(23)、『あんのこと』(24)など、濃密な人間ドラマをエンタメに昇華させてきた入江悠。憧れだったという京都で撮影に飛び込み、伝統ある京都撮影所の職人たちとともに、新時代の本格アクション時代劇を完成させた。
腐りきった幕府を倒し、 古き世を終わらせようと画策する蓮田兵衛 / [c] 2016 垣根涼介/新潮社 [c]2025『室町無頼』製作委員会
今回、暗黒の室町時代を生き抜き、世の中を変えようとした無頼たちの姿を捉えた、本編場面写真が一挙に公開された。ひそかに倒幕と世直しを計る兵衛が、鋭い眼光でなにかを見据えるカットや、そんな兵衛が悪友であり敵である、骨皮道賢と手に汗握る鍔迫り合いを繰り広げる様子など印象的な場面が公開されたほか、“無敵の棒術”を身に付けた才蔵が六尺棒を構えるアクションシーンのカット、志一つに松明を手に駆ける一揆の民衆、そして、仲間たちを従えた兵衛が睨みつけながら両手に刀を握る場面など、迫力満点の場面写真が解禁された。
混沌の世の中を変えるべく、国家権力に戦いを挑んだ“無頼“たちの戦いをぜひスクリーンで目撃してほしい!
文/サンクレイオ翼