冷凍食品は昔と比べると格段に美味くなっている。冷凍技術の進歩により、種類もバリエーションも豊富で、冷食コーナーを見るだけでも楽しい。そんな私(佐藤)が、時々チェックしている百貨店の冷食コーナーがある。
松屋銀座の地下2階にはハイクオリティ冷凍食品売場「ギンザフローズングルメ」というのがあって、そこで高級冷凍ご飯「ギンザフローズンゴハン」を発見したのですよ! 1パック(160g)で税込476円! ローソンのパックご飯(税込125円)の3.8倍の価格である。価格差と同じように、味にも大きな違いがあるのか確かめてみた!
・高級冷凍ご飯
ギンザフローズングルメがオープンしたのは2022年8月のことだ。当時はコロナの影響で飲食店の営業自粛の最中にあり、松屋銀座は家での食事の需要を見込んで、地下2階に冷食専門コーナーを設けた。
ハイクオリティというだけあって、「銀座アスター」や「帝国ホテル」。最近では「ヤザワミート」や「食堂とだか」などのブランドの品を扱っている。レアな冷食が揃っているので、物珍しさで時々買いに来るんだよね。
それらの中で、私が着目したのはギンザフローズンゴハンだ。「テレビで紹介されました!」というポップアップがついていたので目にとまった。価格は1食で476円、さすがハイクオリティ!
このご飯は「5ツ星お米マイスター」の目利きによって選び抜かれた銘柄を、最新の蒸し調理技術「ソフトスチーム技術」で70%の炊飯状態にした後に、「特殊冷凍技術」で凍らせたという。
パッケージをよく見ると、「GOHAN」の「O」の文字が米になっている。こういうささやかなこだわり、好きですよ。
使っているお米は「新之助」といううるち米で、広島県の業者が製造している。
価格に見合う価値を備えているのか? それを見極めるために、ローソンでパックのコシヒカリを買ってきた。2つの味を比べれば、その美味しさがわかるはずだ。
こちらは「アイリスオーヤマ株式会社」の宮城県角田市の工場で作られているそうだ。
冷凍ご飯は500ワットのレンジで4分半、パックご飯は同じく500ワットで2分の加熱時間である。では、さっそく温めてみるとしよう。
加熱前の状態はどうなっているのかな? 外袋から取り出してフタを外してみると……。いきなりご飯! 袋とかフィルムとかなく、容器に直にご飯が入っていてビックリした。
カチカチに凍っているけど、米粒1つひとつの形は良い。粒立ちが良いので、味にも期待できるぞ。
フタをしたままレンジに投入。4分半、静かに待つとしよう。
~~ 数分後 ~~
両方、加熱完了です。
まずは冷凍の方から食べてみましょう。ご飯の粒立ちは加熱しても変わらない。食べると炊き立てのようにふっくらとしていて、噛むごとにご飯の旨味と粘りを感じる。
一方のパックご飯は、炊いた米を真空パックしているためか、米が圧迫されて潰れたようになっている。最初から粘りがあって、よく言えばモッチリ、悪く言えばベッチャリとした印象だ。
これはたしかに、味も3.8倍に相当する違いがあると思える。ただ、冷凍ご飯は下に行くほどベッチャリとしてしまっていた。これは解凍時に出る水分の影響だろうか。味には問題ないけど、このベッチャリが気になってしまった。
いずれにしても、値段に見合う価値はあると感じたので、気になる方はチェックして欲しい。松屋オンラインストアの通販でも購入可能だぞ~!
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・今回訪問した店舗の情報
店名 松屋銀座
住所 東京都中央区銀座3丁目6-1
時間 11:00~20:00
定休日 1月1日、2日
参考リンク:松屋オンラインストア、PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24