ヤマハMotoGP、ロッシとの関係に変化? 公式ウェアのパートナーシップVR46と更新せずマクロンと契約

 ヤマハは近年、MotoGPレジェンドのバレンティーノ・ロッシによるアパレルブランドVR46とパートナーシップを結んできたが、その関係が一旦終了となり、来季はマクロンが公式パートナーとなる。

 言わずとしれたレジェンドライダーのロッシは2004年にホンダからヤマハへ移籍すると、いきなりチャンピオンを獲得。その後もトップライダーとして活躍し、ヤマハでは4回のタイトルを獲得した。

 ドゥカティ陣営を経て再びヤマハに戻ったあと、ロッシは2021年に引退。引退後もヤマハでアンバサダーを務め、自身のアパレルブランドのVR46もパートナーとして採用されるなど良好な関係にあった。

 ただヤマハは、2025年から新たな公式パートナーとしてヨーロッパの有名なスポーツウェアブランドであるマクロンと4年契約を締結したことを発表。ロッシとの関係に変化があることを伺わせた。

 なおヤマハのマーケティング及びコミュニケーションマネージャーのウィリアム・ファバロは、マクロンとの契約に喜びのコメントを寄せつつ、VR46との4年間に感謝を示した。

「最初に、この4年間献身的に努力してきてくれたVR46レーシング・アパレルに心からの感謝を示したいと思う。我々は彼らと非常に密接なパートナーシップを結んできた」

「彼らも常にこのコラボレーションを成功させるために全力を尽くしてくれたが、我々は2024年シーズンの終了をもって、別々の道を進むことになる」

 ヤマハとバレンティーノ・ロッシ&VR46の関係は、アパレルブランドのパートナーシップが更新され無かったこと以外にも変化があり、2016年から若手ライダーの育成でパートナーシップを結んできたが、それが2024年をもって終了となることが11月に発表されている。

 そしてVR46はMotoGPクラスに参戦を始めた当初から、ドゥカティのマシンを使用。ヤマハのサテライトチーム化の噂もあったが、結局それは実現せず。2025年シーズンからは、プラマックの陣営離脱に伴ってそのポジションを引き継ぐような形でドゥカティとの関係を強化。最新型のマシン供給を受けることになる。