大掃除で見て見ぬふりする「持ち越しスポット」、1位は「窓・サッシ」、2位は「照明器具」

 パナソニックは12月11日に、全国の20~60代の男女を対象に実施した、大掃除に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、11月15~18日の期間に行われ、800名から回答を得ている。

6割超の人が、年末の大掃除で「次回の年末大掃除の時にやろう」と

見て見ぬふりをする「持ち越しスポット」があると回答

●理由は「面倒だから」「掃除に時間がかかる」「手が届きづらい」



 調査対象者に、年末の大掃除で「次回の年末大掃除の時にやろう」と、見て見ぬふりをしてしまう「持ち越しスポット」があるかを尋ねたところ、「かなりある」と「少しある」を合わせた割合が66.3%に達した。

普段掃除をしにくい場所が「持ち越しスポット」になりやすい

 具体的な「持ち越しスポット」としては(複数回答)、「窓ガラス・サッシ」(24.9%)がもっとも多く、「照明器具」(24.3%)がそれに続いている。また、網戸、排水口の中といった普段掃除をしにくい場所が持ち越されやすい。

「持ち越しスポット」を掃除できない理由、

心理的な抵抗感に加えて忙しさや物理的な問題も

 「持ち越しスポット」が「かなりある」または「少しある」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「面倒だから」(42.1%)が最多となり、以下「掃除に時間がかかる」(36.4%)、「手が届きづらい場所にあるから」(29.6%)が続いている。

8割超の人が今年こそ

「持ち越しスポット」を掃除したいと回答

 同じく、「持ち越しスポット」が「かなりある」または「少しある」と答えた人に、今年(2024年)の年末の大掃除で、「持ち越しスポット」を掃除したい気持ちはあるかを尋ねたところ、「かなりある」と「少しある」を合わせた割合が84.3%に達した。

6割の人が年末の大掃除の際に、

照明器具カバーの汚れやホコリを掃除せず、

持ち越した経験あり

 照明器具のカバーに汚れやホコリがついているのに気付いたものの、年末の大掃除で掃除をせずに持ち越した経験があるかを尋ねた質問では、「かなりある」と「少しある」を合わせた割合が63.2%となっている。

年末の大掃除で照明器具のカバーに汚れやホコリを掃除しなかった理由、

「掃除が面倒だから」「高いところに手が届かないから」が上位に

 照明器具のカバーに汚れやホコリがついているのに気付いたものの、年末の大掃除で掃除をせずに持ち越した経験が「かなりある」または「少しある」と答えた人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「掃除が面倒だから」(46.1%)がもっとも多く、「高いところに手が届かないから」(42.8%)がそれに続いた。

半数近くの人が照明器具のカバー内に

明らかに虫がいるのに気付いたものの、

大掃除で掃除せず見過ごした経験あり

 照明器具のカバー内に明らかに虫がいるのに気付いたものの、大掃除で掃除せず見過ごした経験があるかを尋ねた質問では、「かなりある」と「少しある」を合わせた割合が49.6%に達している。

LEDは蛍光灯よりも虫が寄り付きにくい

ことを知っている人は3割に留まる

 蛍光灯と比較して、LEDの方が虫が寄り付きにくいことを知っているかを尋ねたところ、「知っていた」という回答は34.5%に留まった。

照明器具の正しい掃除の仕方を知っている人はわずか4.4%

 照明器具の正しい掃除の仕方を知っているかを尋ねた質問では、「詳しく知っている」という回答は4.4%に留まり、かなり多くの人が照明器具に対して正しい掃除の仕方がわからず、掃除することを避けている可能性もうかがえる。