VIVOBEARFOOTがもたらす行動変容
実際、VIVOBEARFOOTを履いているユーザーからは、どのような声が届いているのだろう。
「まず多いのが『足の指が広がった』という声ですね。VIVOBAREFOOTは幅広でスペースがあるから、指が開き出して、指の運動が活性化される。それによってバランスがとりやすくなったり、足に無理のない自然な歩行が促されて、その結果、『膝の痛みが減りました』とか『外反母趾が真っ直ぐになってきた』とか。
でも、もっと面白いことがあるんです。それは、「行動変容」が起きることです。例えば、VIVOBAREFOOTを履いて歩くのが楽しくなったことで、『自転車通勤していたけれど徒歩通勤に変えました』とか、『歩くこと自体が楽しくなった』とか。そんなふうに足ひとつで自分の行動が変わる。
『地球や地面と繫がっている感覚が楽しい』とか、『人生がより豊かになった』と表現する人もいます。QOL(Quality of Life)=生活の質にも影響を与えるという、VIVOBAREFOOTは非常におもしろいツールだと思うんです」と濱田さん。
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スキーヤー・スノーボーダーにとってのVIVOBAREFOOTの価値
VIVOBAREFOOTは、裸足感覚を損なわないように。とにかくソールがべらぼうに薄い。そして非常に柔らかい。それがスキーやスノーボードにとって何を意味するだろうか。
「雪上では硬いブーツを履かなくてはいけないので、足底感覚(足底からインプットされる感覚情報の総称)はどうしても落ちると思うのですが、そもそも感覚というものは全身に受容器があります。その受容器が足の曲がりや膝の動き、筋肉の引っ張り具合など、全ての情報を脳に送って、今、自分の身体が空間においてどういう姿勢になっているのか、を認識させてくれるんです。そして反射的または意識的に動きや姿勢を調整します。もう少し重心を左にもってこようとか、踏み込みを強めよう、膝の力を抜いて衝撃に備えようなど。つまり、感覚情報が入ってこないと、身体をどう動かそうか、重心をどこにもっていこうか、などがわからない結果、パフォーマンスが低下することも。
スキーやスノーボードは、滑る際に身体の重心の位置がとても大事で、重心の位置を常に確認しながら動くスポーツだと思います。今、重心が後ろ過ぎる、とか前過ぎるといった足裏からのフィードバックを繊細にもらうことで、滑りが変わってきますよね。
足裏からの雪面情報、例えば雪質や地形や斜度などのさまざまな情報をキャッチして、その状況に適した身体の動きで滑ったり飛んだりするスキーやスノーボードにとって、足裏からの感覚情報は極めて重要です。
足裏からの感覚がたくさん入るほど身体がよく反応し、筋出力もアップします。筋出力とは、どの程度神経活動を伴って筋肉を動かせているかを示します。筋肉は神経の命令によって動きます。その神経の活動を高めると、発揮できる筋力が変化する。そのためには、四肢や体の位置関係や姿勢などの感覚情報を受け取ることが重要になるのです。
よって日頃から感覚情報を受け取れる状態にしておくことが大切です。だから私たちは日頃からVIVOBAREFOOTを履くことをおすすめしています。そうすることで感覚閾値も下がり、些細な体の変化も感じ取れるようになっていきます。
濱田さんのいう通り、スキーやスノーボードにおいて、足裏感覚ほど滑りのポジションや瞬発的な反応・動きをダイレクトにつなげてくれるものはない。そしてスピードだ。力強く踏めば踏むほど板は走り、スピードが増す。板の推進力は足裏から伝わるパワーによる考えると、足がどこまで動くか、可動性の重要性は想像にたやすい。また、雪面から受ける衝撃を吸収し、バランスの維持にも足裏の果たす役割は大きい。
ギアの持つ性能を発揮させることにも足裏は一役買っている。板のフレックスやトーションをしっかり感じ取り、どんな滑りをすればその性能が活かされて理想の滑りができるか。足裏の感度によって滑りは変わるだろう。
白馬の鈴村新(Arata Suzumura)は、VIVOBEARFOOTのアンバサダーとしても活動するプロスノーボーダーだ。