健康診断に行こうと思わせられる奇想天外な映画『はたらく細胞』/ 永野芽郁に佐藤健、仲里依紗などスター俳優が細胞を演じます!

【細胞と病のバトルはまるで体内戦争】

また細胞たちが活躍する体内の描写、美術がとても楽しい!

規則正しい生活送る日胡の体内はお城のように綺麗な世界。いっぽう、不規則な生活を送る茂の体内は薄汚れたゴーストタウンみたい。放り投げられたゴミの山は病原菌の素なわけですよ。細胞たちも酷使されてしんどそう……。

ところが、この親子を脅かす最悪の病原体が現れてから事態は一変! 重い病は細胞にとって最強の敵であり、細胞 VS 最悪な病気の戦いは、まるで戦争です。

体を蝕んでいく病原体、それを阻止して撲滅させようとする細胞たち。これが体内で起こっているわけですから「そりゃ苦しいはずだ」と、いつの間にか自分ごとのように見てしまいました。

完成披露会見で、新米赤血球を演じた板垣李光人さんが「この映画の影響で、初めて人間ドッグに行きました」と言っていたけどわかる〜! 細胞たちの闘う姿を観ていると、自分の体を大切にしなきゃ!という気持ちが生まれてくるんです。

(広告の後にも続きます)

【細菌として大暴れするスター俳優たち】

キャストもとても豪華でスター俳優が結集しました。日胡の体の新米赤血球を演じる永野さんはふんわりした魅力とたしかな演技力でちょっとトロい赤血球の成長を見せてくれます。

そして顔面白塗りでイケメンを封印した白血球役の佐藤さんは白血球界のエースとして機敏な動きで大アクションを見せてくれます。

日胡の体内に宿る謎の存在を演じるFukaseさんと佐藤さんの大バトルはこの映画のハイライト!

ほか、病を退治するキラーT細胞の山本耕史さん、アウトローなNK細胞の仲里依紗さんもかっこよかった! 仲さん、どんな役でもできるんだなと振り幅の広さにびっくりですよ!