「衣替えですぐ着るのはちょっと待った!」ダウンジャケットを長く愛用するための“ひと手間お手入れ”をスタイリストが徹底解説の画像一覧

長い間眠っていた秋冬衣類をすぐに使うのはちょっと待って!簡単なお手入れをするだけで、長もちの度合いが大きく変わってきますから!

今回は「ダウンジャケット」のお手入れ法をチェック。久しぶりにダウンジャケットを取り出してみたら、激痩せしてる!? ボリューム感復活のキモは“ボール”にあり。さぁ、目指せミシュランマン(笑)。

ふっくら風合い「ダウンジャケット」

教えてくれたのは

スタイリスト 佐々木 誠さん

無理難題の要望にも快く応えてくれる頼れる存在。ファッションから服飾小物、生活雑貨まで、とにかく守備範囲が広い。

「ダウンのロフト感をアップさせるポイントは“皮脂汚れや汗油分の洗浄”と“空気”。まずは手でほぐして内部に空気を入れ、その後に日陰干しで湿気を飛ばす。それでもボリュームが出ないときは洗浄→乾燥機にドライヤーボールを入れて回すのが有効。ボールが回転してダウンを叩くことで、羽毛をほぐしてくれるので、ふっくらした風合いに仕上がります。ダウンの種類によっては乾燥機NGなモノもあるので、洗濯表示は確認が必要ですよ」

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<POINT!> 洗濯後、ボールと一緒に乾燥機へ!

こんな感じで圧縮袋を使っている人も多い!?


かさばる冬服を掃除機でペシャンコに。とくに圧縮袋を使っている人は、取り出した際にひと手間掛ける必要あり!

洗濯乾燥機に入れるだけでふっくら仕上げてくれる!

グランジャーズ

ダウン 2in1 ケアキット

¥3,190

問い合わせ:キャラバン TEL:03-3944-2331

ダウン製品専用の水性クリーナー&撥水剤と、ドライヤーボール3個がセットに。液体洗剤で皮脂汚れや汗油分を洗浄後、ボールと一緒に乾燥機へ。ダウンが乾燥機内でポンポン叩かれることで、羽毛の偏りを防ぎふっくら仕上がる。


ボールが叩くように回転&乾燥することで、効率よく空気が入り、羽毛を均一に広げるてくれる。またダウンは熱に弱いため、乾燥機は必ず低温で回すべし!

ほ~らこんなにふっくら♡


羽毛も均一&たくさんの空気を蓄えられたことで、ダウン本来の保温力が甦る。

ちなみに……ユニクロのヒートテックは「手洗い&陰干し」がマスト


「レーヨン混紡のため、高温で乾かすと繊維が収縮して縮む可能性が。優しく洗って風通しのよい場所で干すのが長もちの秘訣ですね」

取材・文/金子邦彦 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/佐々木 誠