【光留自主興行】鈴木&安齊タッグ初結成が実現 安齊充実感「楽しくいい経験になった」

『ニコプロpresents佐藤光留自主興行「変態は26時に蠢きだす」』新宿FACE(2024年12月14日)
○鈴木みのる&安齊勇馬vs岩崎永遠&田村男児×

 安齊のサプライズ参戦で鈴木&安齊の魅力的なタッグが実現。「俺はこいつのこと昔から知ってる」という鈴木との初合体に安齊は「こんな時間に興行することもないですし、凄く楽しくいい経験になった」と充実感を漂わせた。

 鈴木が異例の深夜興行・新宿大会に参戦。Xをパートナーに岩崎&田村と対決した。「『え?』もしくは『は?』って言わせてやろうじゃねぇか。俺のネットワークなめんなよ」と予告していたXは全日本の前三冠王者・安齊だった。鈴木と安齊は安齊のデビュー2戦目となった2022年10月に対戦している。久々に同じリングに立ち、元三冠王者タッグを結成した。

 「深夜の安齊カッコいい!」の声が飛ぶ中、先発で飛び出した安齊は岩崎を相手に先手争いを展開。田村が「鈴木みのる出てこい」と要求しても、鈴木は応じず。安齊がショルダータックルでなぎ倒しても、田村はフライングショルダーで反撃。控えの鈴木につっかけたが、鈴木はぶら下がり式腕十字で拷問。場外戦に持ち込んでいたぶり、テーブル席でのゴッチ式パイルドライバーを狙ったが、未遂に終わった。

 戦場がリングに戻ると、鈴木がサッカーボールキックで田村を蹴り飛ばしたが、田村もブレーンバスターで意地の反撃。安齊と岩崎がエルボー合戦で火花を散らし、岩崎がファルコンアローで攻勢に出る。負けじと安齊も串刺しジャンピングエルボー、フロントスープレックスの連続攻撃で応戦。ドロップキックをカウンターで放った。ジャンピングニーが空を切ると、岩崎がラリアットで逆襲。安齊もすぐさまジャーマンでやり返した。

 鈴木が岩崎のバックドロップ、田村のダイビングショルダーと劣勢となったが、安齊がジャンピングニーで岩崎を蹴散らすと、鈴木は田村と逆水平とエルボーのラリーを展開。田村がショートレンジラリアット連打を浴びせ、デスバレーボムで突き刺しても、鈴木は沈まず。時間差ロープワークからのスリーパーで絡みつくと、ゴッチ式パイルドライバーで突き刺して田村を仕留めた。

 鈴木&安齊の魅力的なタッグが深夜の新宿で快勝。詳細な関係は明かさなかったものの鈴木は「俺はこいつのこと昔から知ってる」と旧知の間柄であることを明言。安齊は鈴木との初タッグを「単純に組んだことない人と組むのはメチャクチャ楽しいです。こんな時間に興行することもないですし、凄く楽しくいい経験だった」と充実感とともに振り返り、「また向こうからお呼びがあれば、こういう仲なんで、また来たい」と再結成に前向きな姿勢を見せていた。

【試合後の鈴木&安齊】

――デビュー当時の安齊選手と対戦しているが、久しぶりに同じリングに立ってタッグを組んでどのように感じた?

▼鈴木「だからどうした? 別に久しぶりじゃないしな。俺はこいつのこと昔から知ってるしな。それ以上のこと、お前らみたいなレコーダー持ってこうやって聞けば全部話してくれると思ってるようなヤツらとか、状況を全部整えて、こうだからこうだって考えてるバカでアホなプロレスファンいるだろ? てめえらになんか教えるか、俺とこいつの仲。なあ?(と先に控室へ)」

▼安齊「単純に組んだことない人と組むのはメチャクチャ楽しいです。こんな時間に興行することもないですし、凄く楽しくいい経験になったと思います。また向こうからお呼びがあれば、こういう仲なんで、また来たいと思います」