いなべ市の児童数は2160人、小学校は11校

訪問したのは、三重県いなべ市の治田(はった)小学校。明治6年創立の歴史のある学校である。校舎などは昭和の時代に作られたものだが、人口減少もあり、教室などは余裕を持って使えている。いなべ市自体に小学校は11校あるが児童数は2160人。そのうち治田小学校の児童数は104人。各学年1クラスとなっている(つまりクラス替えはない)。

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3年生はことわざムービーを制作

小学校3年生と、6年生のそれぞれ国語の授業を拝見した。

3年生の授業はことわざムービーを作って、ことわざの意味を説明しようというもの。グループを作って、ムービーを作ることで、お互いにことわざの意味を深く考えようというわけだ。

それぞれの班が、『時は金なり』『たなからぼたもち』『人のふり見て、わがふり直せ』『早起きは三文の得』といったことわざを説明する動画を作る。

どのグループも手慣れたもので、集まってどういう動画を作るべきか議論し、配役を決め、演技を撮影していた。もちろん、iPadの操作に迷う場面などまったくない。

実に手慣れたものである。

筆者の小学校時代(40年以上前だが……)だと、人前で発表したり、こうやってグループで創作する機会などほとんどなかったが、授業のスタイルも大きく変わったものだ。

最後に、作ったムービーを教壇のディスプレイを使って発表。今の若い人が、プレゼンテーションなどに長けている理由がよくわかった。