つい先日、人生で初めて「香港」へと出かけたときのこと。ちょっと衝撃的な激ウマグルメと出会ってしまった。それは「海老ワンタン麵」──。ご存じの方も多いだろうが、現地では超有名なコテコテの香港グルメである。
特に海老が好きでもなければ、ワンタンが好物でもない。……が、香港の海老ワンタン麵は人生TOP10に食い込んでくるくらい激ウマだった。正直、週5で香港に通いたくなるレベルと言って差し支えない。
・庶民派グルメ
今回の香港旅行では、珍しく現地のガイドさんに案内をしてもらった。いつもは行き当たりばったりではあるものの、ネットがあれば何とでもなる。……が「やっぱりガイドさんは情報が多いなぁ」と感心した次第だ。
その中で日本在住歴があるというガイドさんは「香港ではぜひワンタンを食べてください。日本で具が多いのは餃子、ワンタンは具が少ない! 日本のワンタンとは全然違いますよ!!」と言っていた。
そう言われなくても香港における「海老ワンタン麵」は、韓国の「ビビンバ」やアメリカの「ハンバーガー」に相当するポピュラーかつ庶民派のグルメ。香港に詳しい友人から『麥文記麵家』へ行けと言われていた。
……が、冒頭でもお伝えした通り、私自身が特に海老好きでもなければワンタンが好きというワケでもない。「もっと他にウマそうなものはねえのか?」と、当初「海老ワンタン麵」はドラフト下位候補だったことを告白しておく。
とはいえ、友人たちと夕食をすることになった際「みんなが好きそうなもの」と「近場にある店」などを考慮した結果『麥文記麵家』へ出かけることにした。
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・ミシュラン店
さて、九龍半島にある『麥文記麵家』は「佐敦站(Jordan Station)」が最寄り駅で、九龍公園からも徒歩で5分ちょい。初めてでもGoogleマップ通りに歩けば特に迷うことは無いだろう。
この時は金曜日の20時頃で、多いときは店の前に20人ほどの行列が。ただ回転が驚くほど早く、結局10分ほどで着席した。ちなみに相席もあたり前で酒も無いのが、回転が異常に早い理由だと思われる。
で、注文したのは「スープ海老ワンタン麺」で価格は45香港ドル(約878円)。また「絶対に注文すべき」と聞いていた「菜心」も26香港ドル(約508円)で注文した。
注文から5分足らずでやって来たのは、丼ではなく茶碗サイズのスープ海老ワンタン麺。パッと見は麺しか見えず、ワンタンは麺の下に隠されているよう。ふむ、これがミシュランか……。