12月14日、東京・秋葉原で年末恒例の“グッドスマイルミーティング”が行なわれ、その中でグッドスマイルレーシングの2025年シーズンの体制が発表された。スーパーGTはじめ、複数のシリーズに参戦する。
まずスーパーGTに関しては、長年の体制を継続する。安藝貴範代表の下、片山右京監督が指揮を執り、ドライバーは谷口信輝と片岡龍也、車両はメルセデスAMG GT3で、タイヤはヨコハマ、メンテナンスはアールエスファインでエンジニアは河野高男。メルセデスAMG GT3がデビューした2016年以来、これらのパッケージは一切変わっていない。
また毎年そのデザインが注目される2025年バージョンの『初音ミク レーシングVer.(通称:レーシングミク)』は、『Fate/Grand Order』のバーヴァン・シーなどを手がけた人気イラストレーター、望月けいが担当するという。
最新のレーシングミクがあしらわれた車両デザイン、そしてレースアンバサダーの『レーシングミクサポーターズ』は、『ワンダーフェスティバル 2025冬』でお披露目予定。また2024年のマシン、ミクサポメンバーは1月10日〜13日の東京オートサロンが最後の展示/出演になるという。
そして参戦するレースはスーパーGTだけではない。6月のスパ・フランコルシャン24時間レース、そして9月の鈴鹿1000kmに挑戦する意向を表明した。どちらも小林可夢偉をラインアップに加えての参戦となる。
スパ24時間は2019年以来6年ぶりの参戦。詳細は後日発表されるという。ただスーパーGTセパンラウンドと日程が被っているため、セパン戦はリザーブドライバー2名での参戦に。リザーブドライバーについても後日明らかにされる。スパ24時間と鈴鹿1000kmは運営のSROと参戦に向けて調整中の段階であり、正式なエントリー決定と発表は2025年に入ってからとなるという。
また、 片岡率いるTKRIとのジョイントで岡本悠希を起用する女性限定シリーズのKYOJO CUPに関しては、来季から車両のパフォーマンスレベルもコストも増えるフォーミュラカーを使ったシリーズとなるため、今年までKYOJO CUPで採用されていたVITAを使った新レースシリーズへの参戦を予定としている。