ホンダのドライバー、ライダーが一堂に会してのイベントが実施。世界トップクラスの選手達に早押しクイズなどのバラエティ企画に参加させるという、ホンダにしかできない催しだった。
2024年のホンダ/HRCのレース活動を締めくくるイベント、Honda Racing 2024 Season Finale。12月14日(土)のイベント初日には、ホンダのドライバーとライダーがチームを組んでのイベント“ライダー&ドライバー GOGO身体能力対決”が行なわれた。
6人1組みでチーム分けされたチームは、いずれも国内、そして海外のトップドライバー/ライダーの豪華メンツ。しかしそんな選手達に行なわせるのは『サーキット一筆書き』や早押しクイズという日本的バラエティ色に富んだモノだったが、イベントは大きな盛り上がりを見せた。
サーキットの一筆書きに挑んだライダーとドライバーだが、最初の設問の“モビリティリゾートもてぎ”という特にMotoGPライダーにとっては馴染みあるはずの場所に、なぜか中上貴晶やジョアン・ミルが大騒ぎ。喧々諤々なチーム内の議論を経てサーキット図が出てくると、その微妙な再現度に歓声が上がった。
なお第2問はカタルニア・サーキット、第3問は鈴鹿サーキットと続いたが、Aチームの野尻智紀は鈴鹿サーキットの一筆書きで、「俺に任せろ」とばかりにライティング。完成度の高い図解を書き上げてみせた。
その後、バラエティはサーキットの一部画像から、どの場所かの早当てクイズ、流れる文字(日本語/英語)を読んで早押しで答えるクイズへ進んだ。ここではCチームがスマートフォンのビデオ撮影で録画した映像を見て回答するなど、カンニング騒ぎまで発生! ノーポイントの裁定が下されるなど、カオスな展開となった。
最後は逆転も可能な5ポイントをかけた早押しクイズだったが、ここでAチームの紅一点、フランチェスカ・ノセラ(E-Xplorer)が驚異的な動体視力を発揮して最速で正解。これが決め手となり、対決はAチームの勝利に終わり、メンバーには賞金が贈られた。
レースウィークでは見ることのできないライダーとドライバーの、非常に和やかかつ楽しげな表情が数多く見られたこのイベントは、世界の様々なカテゴリーに参戦するホンダにしかできない催しだったと言える。