【安田美沙子さん×医師対談】「32歳で妊活をスタートしたけどなかなか授からなかった」【妊活】

不妊治療経験のある、タレントの安田美沙子さんと、産婦人科医の岡田有香先生を迎えて、妊活に関してトークしてもらいました。妊娠を望んでいるすべての人に知ってもらいたい、大切な知識や情報をお届け!

対談したのはこのお二人!

タレント
安田美沙子さん

俳優、タレントとして活躍。現在は2児の母。趣味はランニングで、数々の大会に参加。食育インストラクター、健康食コーディネーターなどの資格を取得。

岡田有香先生

グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長。2014年聖路加国際病院に入職、出産や不妊治療に関わる。2021年から杉山産婦人科でも不妊治療を学ぶ。妊活関連の情報をインスタグラムで発信中。
@dr.yuka_okada

安田美沙子さんの妊活ストーリー
2014年…結婚
2015年…妊活をスタート
2016年…卵管の癒着を手術、体外受精
2017年…第一子出産
2018年…二人目妊活
2020年…第二子を出産

「すぐ妊娠できると思っていた」
安田さんが妊活ライフを振り返る

安田:私は20代から子宮内膜症で通院していて、治療していました。子宮もキレイになってきていたから、子どももすぐできるかなと思っていて。でも、結婚後、32歳から妊活を始めたのですが、なかなか授からなくて。

岡田: 30歳になると、1回の生理周期で自然妊娠する確率は30%といわれています。35歳になると18%。30代のうちでも変化があります。30代前半なら、まずご自身で妊活を始めてみるのをすすめていますね。

安田:私は結果的に、妊活スタートしてから1年ちょっとで不妊治療のクリニックに行きました。できないのはなんでだろう? と思っていたら、卵管の癒着があったみたいで。その手術をして、医師に体外受精をすすめられたので、割と早い段階でステップアップしましたね。

岡田:すごく早い決断で素晴らしいです! 子宮内膜症は不妊の原因にもなりますし、やっぱりできるだけ早く妊娠にたどり着くことが第一。ご自身での妊活を試して、1年後にクリニックに行って体外受精を決断されたのは、ベストタイミングだと思います。

安田:一般的にどのぐらい自然にできなかったら、不妊治療をするものなんですか?

岡田: 30代前半だと1年、30代後半だと半年ですね。

安田:じゃあ、ちょうどよかったのかな。私はせっかちなのでトントン進めちゃったんですけど(笑)。


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気をつけたい婦人科系の病気

【子宮内膜症】
子宮内膜が本来あるべき子宮の内側以外に発生する疾患。周囲の組織と癒着して痛みを引き起こしたり、不妊の原因に。

【子宮筋腫】
良性の腫瘍。命に関わる病気ではないが、筋腫のできる場所や大きさによっては、手術をして妊活をスタートするほうがいい場合も。

【子宮頸部異形成】
主に子宮頸部がヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで起きる細胞の変化で、子宮頸がんの前段階。進行すると子宮頸がんを防ぐために子宮の出口を削る手術が必要。

【クラミジア感染症】
性感染症の一種。卵管を詰まらせてしまうため、不妊の原因に。女性の場合、無症状がほとんどなので、日頃の婦人科検診などが重要。