元日・日本武道館でKENTAとの約11年ぶり一騎打ちが決まった拳王が14日、都内『reversal SHOP TOKYO』で行われたKENTAのサイン会に“突撃”参加。「俺が勝ったら1年間NOAHに参戦しろ」と突きつけた。
新日本の鹿児島・薩摩川内大会にまで足を運んで“想い人”KENTAにシングルマッチを直訴。元日武道館での対決を決めた拳王だが、行動派としてさらに動いた。
今度は『reversal』でのKENTAサイン会に、しっかりTシャツを購入して参加。ファンとともに寒空の下で列に並び、順番もきっちり守って“ご対面”を果たした。
KENTAも動じず。「メチャクチャ似てるね。よく言われるでしょ?」と声をかけ、拳王も「ファンです! 鹿児島を旅して、黒豚を食べて3キロ太っちゃいました」と誘い水。すかさずKENTAが「太ってんな!」と恒例(?)のツッコミを入れると、「やったー! 言ってもらえた〜!」と大喜びだ。
だが“探り合い”もここまで。KENTAが「もしかして本当の拳王?」と白々しく問いかけると、一気に拳王も着火だ。
「おう! 本物の拳王だよ! 今日はお前に言いたいことがあって来た。俺は昔のKENTAのほうが好きだった。入場時にreversalのTシャツをファンにプレゼントしてた頃のKENTA、ホントにかっこよかった。俺が首を狙ってた頃のKENTAはかっこよかった。でも今のKENTAは…そこまで好きになれねえな」と噛みついた。
すかさずKENTAも「じゃあ武道館待っとけよ。楽しみにしとけ」と応戦したものの、拳王は止まらない。「いいか? それと来年NOAHは25周年イヤーだ。そしてお前も25周年だ。俺が勝ったらお前、来年NOAHにずっと上がれよ? 今その約束しろ」と“勝ったら通年参戦”を迫った。
負けじとKENTAも「それを決めるのは俺だろ? 勝った負けたで、なんでお前にそんなこと決められなきゃいけねえんだよ」と拒否。逆に「お前、Youtubeに寄ってんじゃねえのか?」と突きつけ、拳王も譲らずに「俺はYoutuber兼プロレスラーじゃねえ、プロレスラー兼Youtuberだ!」と言い返した。
そして「俺は覚えてるぞ。11年前、徳島で(のシングルマッチで)お前に負けた時『これが今のお前の実力だ』って言われたこと。ずっと俺は悔しくて、この10年間、お前を倒そうと必死でやってきたんだ」と“念願の一戦”に向けた思いの丈をぶつける。
するとKENTAも「武道館で勝つのは俺だよ。俺だってこの10年間、いろいろあったよ。その10年間をぶつけ合えばいいじゃねえか。やってやるよ。楽しみにしとけ。今日はわざわざご苦労さんだったな」と返して、しばしにらみ合いを展開。寒空の下で並ぶ“次のファン”を気遣ってその場を離れた拳王を「おいテメー待てよ!…気をつけて帰れよ」とツンデレ気味に見送った。
拳王も「や、やさしいなテメー…」とつぶやきながら帰路に。緊張と緩和のやり取りも交えつつ、武道館に向けて両者得意の“口撃”で前哨戦。約11年の時を経て、再び動き出した二人の物語。果たして新春武道館で何を産み落とすのか――。
この日のサイン会“突撃参加”の模様は拳王のYoutubeチャンネルなどでも後日配信される。