アニメ作品では、女性キャラの身体を露出するようなサービスショットが描かれることもありました。分かりやすいシチュエーションでは、「入浴シーン」が挙げられます。意表を突くお色気描写にドキドキした人は少なくないでしょう。



入浴シーンが描かれたアニメ『ゆるキャン△』1期キービジュアル (C)あfろ・芳文社/野外活動プロジェクト

【画像】え…っ? 同じメンバーが同じ5話で? こちらが「入浴シーン」も再現された実写版『ゆるキャン△』です

珍しい温泉シーンに「ドキッ」

 アニメでときどき描かれる入浴シーンは、いわゆるサービスショットとして話題になります。なかには、まったくイメージがなかった作品で描かれたバスタイムシーンもありました。

 多くの場合は白い光でキャラの身体が隠されるなか、2003年放送のシリーズ2作目『フルメタル・パニック? ふもっふ』の露天風呂でのシーンでは、あらゆるモノを駆使して体の一部を隠していました。

 同シリーズは、世界中の紛争の火種を人知れず消して回る謎の軍事組織「ミスリル」に所属する傭兵「相良宗介」が、特殊能力の保持者「千鳥かなめ」の護衛任務を与えられることから始まる物語で、シリアスな設定ながらコメディーやお色気要素も強いシリーズです。

 第9話では、思い出作りとして一同で温泉旅行に行くことになり、千鳥をはじめとする「稲葉瑞樹」「常盤恭子」「美樹原蓮」「テレサ・テスタロッサ」「メリッサ・マオ」の6人がいっせいに露天風呂に入る様子が描かれました。

 最初に登場したのは千鳥と常盤が露天風呂の外に広がる自然の景色を見るシーンで、胸のあたりは外との仕切りの棒、千鳥の下半身は葉に止まるテントウムシによって隠されます。また温泉の縁に座っていた稲葉が振り返るも、マオが稲葉よりも前の位置に置いたバス用品のボトルが彼女の胸と重なりました。さらに、遅れてやってきたテスタロッサが転んで開脚気味になってもアヒルのおもちゃが置かれている、という風に見事に隠されています。

 また、男女が風呂場に居合わせた展開では、アニメ『この素晴らしい世界に祝福を!』第1期(2016年放送)に登場した入浴シーンが衝撃的です。

 同作は交通事故によりあっけなく人生に幕を閉じたゲーマー「佐藤和真(カズマ)」が、女神「アクア」を道連れにし、冒険の世界に転生するという異世界ファンタジーです。

 第9話では、カズマが「サキュバスが良い夢を見させてくれる」という店のサービスを受け、早く眠りたいと思うも緊張で寝ることができず、仕方なく大浴場で湯に浸かります。そのまま寝てしまうと、大浴場にパーティーの一員である女騎士「ダクネス」がやってきて、目覚めたカズマは、その状況を夢と勘違いします。

 そして、カズマは堂々とした態度で、恥ずかしがるダクネスに背中を流すように命じるのでした。グラマラスな身体をさらけ出したダクネスの姿に、ドキドキした人も多いでしょう。

 また、意外な入浴シーンが描かれたのは、2018年放送の『ゆるキャン△』第1期です。同作は、主人公「志摩リン」ら女子高生たちが、キャンプなどのアウトドアを楽しむほのぼのとしたストーリーです。

 第5話の冒頭では、リンの同級生「各務原なでしこ」「大垣千明」「犬山あおい」の3人が早朝から温泉にやってきて、3人が脱衣所で服を脱いだり、シャワーを浴びたり、露天風呂に浸かったりなど、『ゆるキャン△』にしてはやや際どい場面が描かれました。あおいの下着姿や3人の胸元なども描かれ、ゆるい雰囲気ながら意外と長い入浴シーンが話題になっています。