バックカントリーガイドのレイヤリング'24-25|厳冬期&スプリングシーズン・何をどう着ている?【湯沢・信越編】

KinTouNバックカントリーガイド|峯岸健一

いつも意識していることは、十分な暖かさがあること

ハイシーズンのレイヤリング

Outer layer:Norrøna|lofoten Gore-Tex Pro Jacket
Middle layer :
Norrøna|trollveggen Powerstretch Pro Zip Hood
Base layer:
Smartwool|メンズ クラシックサーマルメリノ ベースレイヤークルー

その使用感は?(インプレッション)

レイヤリングでいつも意識していることは、十分な暖かさがあることです。シェルは、ゴアテックスプロが好きです。NORRONAはtamokとlofotenを愛用していて、時期によって使い分けています。基本的に柔らかくて、肌触りの良い素材を選んでいます。特に肌に直接着るものは、個人的に化学繊維よりもナチュラルなメリノウールを好んでいて、天然素材のメリノウールを長年愛用しています。

スプリングシーズンのレイヤリングは?

Outer layer:Norrøna| falketind Gore-Tex Paclite Jacket& lofoten Gore-Tex Pro Pants
Middle layer :Norrøna |trollveggen Powerstretch Pro Zip Hood
Base layer:Smartwool| クラシックオールシーズンメリノベースレイヤー上下

さらに加えている工夫はありますか?

防寒には、バラクラバをプラスします。
春は、汗を吸収してくれるような薄手のネックチューブを首に巻いたり、ヘアバンドにしたりしています。

レビューワー

KinTouNバックカントリーガイド(キントウン)

2003 年よりバックカントリーガイド。神奈川県西部の山北町にて会員制のクラブ、古民家キャンプ「風の谷」を主催。バックカントリーで繋がったメンバーと共に、山の中にキャンプサイトや遊び場をDIYで作っている。

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インフィールド |中野豊和

ベースレイヤーは化繊とウールをツアーの形態によって使い分け

ハイシーズンのレイヤリング

Outer layer:MOUNTAIN HARDWEAR|バウンダリーリッジゴアテックスジャケット & ビブ
Middle layer :
MOUNTAIN HARDWEAR|コアエアシェルウォームジャケット
Base layer:
MOUNTAIN HARDWEAR|エアメッシュフーディ

その使用感は?(インプレッション)

使用する日数が多いので、アウターは耐久性を重視していて、厳冬期のパンツはビブは保温性も高く、雪の侵入を防いでくれるビブを使用しています。

ミッドレイヤーには、ウェア調節の回数を減らせる、暖かく保てるが、汗抜けも良いモデルが便利です。中綿が化繊なので、濡れに対してもあまり気を遣わなくて済みます。ベースレイヤーは、化繊とウールをツアーの形態によって使い分けています。

スプリングシーズンのレイヤリングは?

春先は厳冬期に比べて気温が高めになるので、薄手のアウターを使用し、汗や雨に対して強いモデルの組み合わせにしていますが、急な冷え込みに対しても対応できることが大切です。

さらに加えている工夫はありますか?

休憩の際などにすぐに羽織れる薄手のダウンジャケットやウィンドシェルは、常に持ち歩くようにしています。最近は防寒用、防風用ともに、汗抜けが良いモデルが増えてきているので、それらを使用しています。

レビューワー
インフィールド|中野豊和 Toyokazu NAKANO

妙高高原へ移住後10年間の経験を経て、2006年より「インフィールド」を開始。現在、冬はバックカントリーツアーガイド、テレマークスキーインストラクター、夏は登山・トレッキングガイド、シーカヤックガイドとして活動中。