新製品が各メーカーから発表され、秋のゴルフが色めき立つ。注目の新作を「試打職人」と呼ばれる石井良介がいち早く解説!
それぞれのモデルの特性に合わせた「打ち方・選び方」についてのレクチャーは必読だ。
見た目からくるイメージが実際の弾道とリンクする
スリクソンの新作「ZXiシリーズ ドライバー」は、3モデルから4モデルに増えて、より幅広いゴルファーをターゲットとしています。その4モデルを見て感じたのがアドレスカットで、4モデルとも違う印象を受けました。打ってみると、この見た目からくる印象と弾道が見事にマッチするので、まずは自分が打ちたい球筋、構えやすい顔のモデルから打ってみるといいでしょう。
最近は「同じような見た目だけど出る結果(球筋)が異なる」クラブも多く、これはこれでひとつの正解。ですが、ZXiシリーズのように、見た目から感性が刺激されるようなクラブもわかりやすくていいですね。
【代表モデル】ダンロップスリクソン ZXiシリーズドライバー
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いつものスイングでグッドボールが出るモデルを選ぼう
上の写真で大きくわけた2タイプをさらに細かくわけていくと「強い中弾道で飛ばす系」のなかでも、より操作性が高いタイプがZXi TR、よりスピンを減らせるタイプがZXi LS。そして、スタンダードなZXi、ドローバイアスの強いZXi MAXは、どちらも「打ち出しで球がしっかり上がる系」です。
このように多モデル展開されているシリーズから選ぶときは「自分からクラブに合わせにいく」必要はありません。いつものスイングで打って、いい結果が出るものを選ぶのが正解。高い球が好きな人、ドローが好きな人など「いい結果」の定義は人それぞれですが、可変ロフト機能やウエイトポジションの調整も駆使しながら、自分にとって“ベスト”な1本を探していきましょう。
「クラブに合わせて小細工をする必要はありません。いつもと違うスイングでうまく打てたとしても、それは再現性が低いスイング。長続きしませんよ」(石井)
いかがでしたか? この記事を参考に、クラブを選んでみてくださいね。
レッスン・試打解説=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファー。アマチュアのリアルなスイングや感情に訴えかけるアドバイスが多くのゴルファーを開眼させ、全国で行なうレッスン活動はつねに満員。レッスンの日程はインスタグラム(@ryosuke.ishii.214)などで開示中。
構成=石川大祐
写真=高橋淳司
協力=日神グループ 平川CC