【全日本】大みそかアジアタッグ戦へ井上が足攻め&試合後襲撃も 安齊通告「心へし折ってやる」

『全日本プロレス 師走の君津決戦』AQUASTUDIO(君津市)(2024年12月15日)
○安齊勇馬&本田竜輝&綾部蓮vs宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.&井上凌×

 安齊が大みそかアジアタッグ戦へ向けた前哨戦で井上の足攻めに苦しめられながらも勝利。試合後襲撃してきた井上に「どんな手使ってもアジアタッグ獲りにこいよ。てめえの心へし折ってやるよ」と通告した。

 井上の度重なる挑戦アピールを受け、12・31代々木大会で王者・HAYATO&安齊に宮原&井上が挑むアジアタッグ戦が決まった。10・29釧路大会以来の再戦へ向け、この日、安齊が本田&綾部、宮原&井上がスミスとそれぞれ組んでの前哨戦で激突した。

 安齊は井上に思わぬ苦戦を強いられた。序盤、ドラゴンスクリューで右足をひねり上げられ、低空ドロップキックも被弾。宮原、スミスも足攻めで続き、中盤まで安齊の劣勢が続いた。

 終盤には井上の蹴りの雨を浴び、ジャンピングニーを狙っても足のダメージもあって不発に終わると井上が前方回転で絡みついてのダブルレッグロックで絞め上げた。

 あわやの場面だったが、安齊は意地でもギブアップせず。大観音スープレックスを食い止め、綾部がフロントハイキック、本田がラリアットで援護射撃。すかさず安齊がギムレットを爆発させて井上から3カウントを奪った。

 苦戦の末、安齊が井上を撃破。試合後、「俺は何回だって挑戦受けますよ。ただ、結果は何回やっても同じですよ。今回も俺たちが防衛します」と通告した。一度は花道を下がった井上だったが、リングに引き返してくると手にしたイスで安齊の右足裏を殴打。不意打ちに苦もんする安齊に向かって「同じ結果で終わると思うなよ。お前から俺はどんな手を使ってでも倒してやるからな」と言い放った。

 これには安齊も黙っていない。「どんな手使ってもアジアタッグ獲りにこいよ。てめえの心へし折ってやるよ」と通告した。アジアタッグ獲り、そして安齊の首狩りに執念を燃やす井上だが、安齊は大みそか決戦で再び軍門に下らせるだけでなく、二度と挑戦したくならないほど精神的にも井上を追い込むつもりだ。

【試合後の安齊&本田&綾部】

▼安齊「おい、井上凌。何回やっても結果は変わんねえよ。悔しいだろ? 大みそかも同じ結果だぞ。相変わらずの不意打ち、今日は凶器か。別に何だっていいぞ。何だってこいよ。俺が完全にお前の心へし折ってやるよ」

▼本田「よし! 日本で一番熱いゼンニチ大晦日まであと2週間ちょっとだ。俺たちはvs青柳兄弟と戦う。おい青柳亮生! てめえ調子に乗ってんじゃねえぞ! 当日はもう万全だろうけど、もっと今以上に万全の状態で来い。俺たちが叩き潰してやる。それは青柳優馬も一緒だぞ。なあ? ベーヤン」

▼綾部「青柳兄弟、2024ねん最悪の締めくくりをする準備はできているか? ここにいる本田竜輝&綾部蓮が青柳亮生復帰戦の相手になってしまったことを残念に思うがいよ。大みそか、俺たちがしっかり勝って最高の締めくくりをして、その先2025年も突っ走っていくだけだから。俺たちに要注目だ」

【試合後の宮原&井上】

▼宮原「アジアタッグ、プロレス界の大みそか、今日見てわかっただろ? もう戦いは始まってるんだよ。宮原健斗と井上凌、もう俺たちの目にはアジアタッグをゼンニチ大晦日で巻く姿、それしか想像してないからな。どんな手を使ってでも井上凌はやるらしいぞ」

▼井上「あとさ、安齊。何度もお前、俺の心を完全に折ってやるとか言ったな。悪いけどさ、俺はお前よりもさ、負けに負け続けてさ、屈辱何度も受けてんだよ。その分、ここはしぶといぞ。そんな簡単に折れるか。なあ、大みそか。リング上でも言った。もう同じ結果はさせない。ケンと一緒にアジアタッグ巻いて2024年、最高の盛り上がりで締めてやる」

▼宮原「さあ、大みそか。プロレスファン準備はいいか?」