『サザエさん』の実写版はこれまで何度も作られてきましたが、もし「本当にピッタリ同い年」の人たちで作るとどうなるのでしょうか。2025年に磯野家の人びとと同い年になる芸能人は、かなり意外なメンバーでした。
森七菜さん(2019年11月、時事通信フォト)
【画像】え…っ? 「サザエさんと同い年?」「もう波平の年齢か」 こちらが2024年に「磯野家の大人と同い年」になった芸能人たちです(9枚)
え…っ? かつての実写版マスオさんはもうすぐ波平と同い年?
国民的アニメ『サザエさん』(原作:長谷川町子)は、1969年の放送開始から2024年で55周年となりスペシャル番組も放送されました。その『サザエさん』は、アニメ開始前から何度も実写映画、ドラマが制作されており、今後もいずれ新しい実写『サザエさん』が作られる可能性は高そうです。
ちなみに、本作の登場人物の実年齢は意外と若く、たびたびネットで話題になっています。昭和の基準と比べると現代人の見た目はどんどん若くなっており、サザエさんたちが老けて見えてしまうのも仕方ないのかもしれません。
そのような時代の今、実写版であえて磯野家の大人たちを「同い年」でそろえると、キャスティングはどうなるのでしょうか。来る2025年に、サザエさんたちと同い年となる芸能人を観てみましょう。
主人公のフグ田サザエさんは、年女となる24歳の年齢です。2025年内に24歳になる2001年生まれの女優は、メジャー作品、マンガの実写化作品のヒロインの実績がある方も多く、『ゴールデンカムイ』の「アシリパ」役の山田杏奈さん、『君は放課後インソムニア』の「曲伊咲」役の森七菜さん、森さんとW主演で『舞妓さんちのまかないさん』「戸来すみれ」役や、『赤羽骨子のボディーガード』の「赤羽骨子」役を演じた出口夏希さんなどがいます。
そのほか、高橋ひかるさんや久間田琳加さん、山之内すずさん、平手友梨奈さんなどマルチに活躍している方が多く、誰がサザエさん役でも話題性は十分でしょう。
そのサザエさんの夫「フグ田マスオ」は、落ち着いた雰囲気ですが、まだ28歳という設定です。マスオさんと2025年に同い年になる1997年生まれの俳優では、2025年前期の連続テレビ小説『あんぱん』でやなせたかし先生を演じる北村匠海さんが、これまでマンガの実写化含めさまざまな作品でメインキャラを張っており、代表的存在と言えます。
マスオさんの「フライパンの中身をひっくり返しながらバク宙」という超絶技も、『幽☆遊☆白書』で見事なアクションを見せた北村さんなら再現してくれるかもしれません。そのほか、目黒蓮さん(Snow Man)、西畑大吾さんや大橋和也さん(なにわ男子)、森本慎太郎さん(SixTONES)、平野紫耀さん(Number_i)など、アイドルグループに属している方も多い世代で、それぞれ違うタイプの「かっこよすぎるマスオさん」が観られそうです。
そして、いちばん見た目と実年齢の違いで驚きを呼ぶのが、まだ「54歳」ということで有名な「波平」さんです。2025年に54歳になる方々は、アニメ放送開始開始後の1971年に生まれています。
似合うかどうかよりも観てみたいと思わされるのは、2019年のアニメ放送50周年記念ドラマ『磯野家の人々〜20年後のサザエさん〜』で48歳のマスオさんを演じていた西島秀俊さんでしょうか。10年も経たずにマスオさん役から波平さん役になる、というだけで衝撃的です。
そのほか、竹野内豊さんや萩原聖人さん、皆川猿時さん、細川茂樹さん、俳優業も精力的にこなすお笑い芸人の塚地武雅さん(ドランクドラゴン)、星田英利さん、田中直樹さん(ココリコ)など、芸能界にはいろんなタイプの54歳男性がいます。どなたが演じるにしても、波平さんのヘアスタイルの再現にはカツラが必要ですが、誰がいちばん似合うのでしょうか。
そして「フネ」さんは公式サイトで「50ン歳」となっており、年齢がはっきりしていません。50歳or51歳だとすると、
1974年生まれ(51歳世代)では戸田菜穂さん、水野美紀さん、高橋由美子さん、山本未來さん、後藤久美子さん、1975年(50歳世代)生まれでは米倉涼子さん、内田有紀さん、吉瀬美智子さん、本上まなみさん、遠山景織子さん、板谷由夏さん、葉月里緒奈さん、黒谷友香さんなど、いずれもすごいメンバーです。
たとえば米倉涼子さんは映画祭などでたびたび美しい着物姿を披露していますし、西島さんと米倉さんの強すぎる「波平&フネ」夫妻が誕生すれば視聴率獲得は間違いないでしょう。
キャストのスケジュールが合わなそうな「ガチ同い年実写『サザエさん』」の実現は難しそうですが、今後の実写化ではキャストの実年齢とどれくらい乖離が出るのかは話題になりそうです。
※「アシリパ」の「リ」は小文字