一見するとサラダだが…佐賀市のご当地グルメ「シシリアンライス」の謎

・佐賀風のタコライスかと思いきや……

また、サラダ+肉+ご飯 という形式は沖縄のタコライスにも似ている。タコライスを真似した可能性もあるよなあと思ってタコライスの歴史についても調べたのだが……。

沖縄情報サイトOKINAWA CLIPの記事によると

「タコライスの始まりは、金武町店の前身である『パーラー千里』(2015年閉店)の、今は亡き創業者・故・儀保 松三(ぎぼ まつぞう)氏が、1984年に考案したオリジナル」

と書いてあるではないか。佐賀のシシリアンライスは昭和50年頃(1975年頃)から存在が確認されているらしいので、実はシシリアンライスの方がタコライスより10年近くも先輩であることが判明。(ちなみに長崎のトルコライスは1950年代からあったらしい)

まじかよ、佐賀すごいな。昭和50年代にサラダと米と肉を一緒に食べさせるってなかなかモダンな発想じゃないですか? タコライスに比べて知名度が低いのはもったいないような……。

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・牛めしの素で再現してみた

シシリアンライスの基本は ご飯+牛肉の甘辛煮+野菜+マヨネーズで、簡単に作れそう。

会社にあった松屋の牛めしの素でシシリアンライスを再現してみた。

お皿にご飯をのせて……

上から牛丼の具を載せる。調べたところ、本当は甘辛い焼き肉のほうがいいっぽい。

温泉卵をトッピングして……

サラダをのせる。野菜はちょっと小さめに切った方が食べやすそう。

最後にマヨネーズをかけてできあがり。

野菜と肉をいっぺんに食べられて、ある意味完全食なので、みなさんもぜひ作ってみてほしい。しかし、まさかタコライスよりも古い歴史があったとは……。

松屋はよく世界の食事を限定メニューで出してるけど、佐賀のシシリアンライスを限定で出してもいいんじゃないかしら……と思ったのでした。

参考リンク:佐賀市観光サイト沖縄CLIP

執筆:御花畑マリコ

Photo:RocketNews24.