『THE FINAL GATE 2024』福岡国際センター(2024年12月15日)
オープン・ザ・ツインゲート選手権試合 ○箕浦康太&ジェイソン・リーvsKzy&フラミータ×
箕浦&ジェイソンが無法ファイトでKzy&フラミータを破り、ツインゲート王座を奪取。Kzy&フラミータは一度も防衛することなく王座から陥落し、NATURAL VIBESは一夜にして無冠となった。
NATURAL VIBESのKzy&フラミータは11・3大阪大会でドラゴン・キッド&土井成樹を破り、ツインゲート王座を奪取。そんな新王者に噛みついたのがZ-Bratsの箕浦&ジェイソンだった。12・7京都大会では箕浦が急所攻撃&マスク剥ぎからフラミータを撃破。箕浦とKzyはKING OF GATE準決勝で対戦し、箕浦が無法ファイトで勝利しており、両者の遺恨が続いていたが、それが再燃する形となり、ベルトを懸けて対戦することになった。
怒りを溜め込んでいた王者組が箕浦を奇襲。怒とうの連続攻撃から速攻勝利を狙う。だが、しのいだ箕浦が反撃に出ると、一転してZ-BratsコンビがラフファイトでKzyに猛攻。主導権を奪い取った。
流れを変えたのはマスクを剥ぎ取られた雪辱に燃えるフラミータ。的確に蹴り技を唸らせると、場外の箕浦にケブラーダを敢行し、返す刀でリング上のジェイソンにダイビングボディアタックを発射した。Kzyも加勢して、完全に勢いを掴んだかと思われた。
箕浦&ジェイソンも連係で呼応。R-301&トラースキックなど合体技を駆使してKzyを一転して追い詰める。フラミータが飛び込んできても、箕浦はマスク剥ぎからの首固めでクルリ。しかし、フラミータはなんとか肩を上げると、Kzyが孤軍奮闘して、ジェイソンをカナディアンデストロイヤーで突き刺すと、箕浦に大技ラッシュ。そこからKZ.timeを投下すると、フラミータもファイヤーバードスプラッシュで突っ込んだ。
勝負あったかと思われたが、Z-Bratsのセコンド・KAIがレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。Z-Bratsの暴走は続き、箕浦はコーナーに上がったフラミータを股間からコーナー金具に転落させると、Kzyには急所蹴りをぶち込んだ。さらに、ジェイソンがレフェリーの目を盗んでベルトでKzyを痛打。ダブルアーム式マジックキラーもさく裂する。屈しないフラミータがジェイソンにフラムフライを決めて大逆転を狙ったものの、フェニックススプラッシュは不発に終わる。
なおもフラミータは抵抗を見せるが、セコンドのISHINがブラックボックスと鉄板で連続して殴りつけて黙らせた。ここぞとばかりにZ-BratsコンビはGolden Rose&飛びつきDDTをズバリ。最後は箕浦が正調Golden Roseで突き刺して3カウントを奪った。
箕浦&ジェイソンが無法暴走を連発してツインゲート王座を奪取した。箕浦は「ベルト獲っちゃった!」と悪びれもせずに吠えると、「お前ら拍手しろ」と観客に要求。場内は大ブーイングに包まれたものの、2人は意気揚々とリングをあとにした。
一方、Kzy&フラミータは一度も防衛できずにわずか1ヵ月半で王座から陥落。トライアングルゲート王座もBIGBOSS清水の無期限出場停止で返上を余儀なくされ、11・5大阪大会の時点ではNATURAL VIBESのメンバー5人全員がチャンピオンだったものの、一夜にして無冠となった。