「ACLの負担は国内カップ戦のそれとは比較になりません」来季“未知のステージ”に臨むFC町田ゼルビアは大丈夫か? 過去にはヴィッセル神戸が…【コラム】

「ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の負担は国内カップ戦のそれとは比較になりません」

 かつて、あるクラブの広報から聞いた言葉だ。ACLに臨むうえで事前準備、移動、試合会場の環境、それらを含めてチームスタッフ、選手にかかる負担は相当なものだという。

 そこで気になるのが、来季のFC町田ゼルビアだ。J1初挑戦の今季はロングスローなど“奇襲”も功を奏して3位に食い込んだが、ACLに出場する2025年シーズンはどうか。

 町田にとってACLは未知のステージ、さらに黒田剛監督の右腕としてチーム躍進に貢献した金明輝コーチの退任もあって、来季は未知数な部分が多い印象だ。J1リーグでは町田へのマークがより厳しくなるはずで、そうした状況下で彼らは複数のコンペティションで好成績を残せるのか。
 
 事実、J1リーグとAClの両方で結果を出すのは難しい。例えばヴィッセル神戸は20年シーズンのACLでベスト4、J1リーグでは14位、22年シーズンのACLでベスト8、J1リーグでは13位とリーグ戦で苦しんでいる。

 こうしたケースもあるので、やはり来季の町田が気になる。ACL初挑戦の黒田監督がアジアの舞台でどんな采配を見せてくれるのか。期待と不安の両方を抱きながら、チームの戦いぶりを見守りたい。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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