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フランスで行われたフィギュアスケートGPファイナルで、3年連続世界女王の坂本花織(24)が、まさかの3位に終わった。
ショートプログラムで4位と出遅れ、フリーでも持ち味のスピードを生かせず挽回できなかったからだ。
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「もっとも、今年のGPファイナルには日本の女子選手が史上最多の5人も出場。フィギュア強豪国のロシア選手が出場していないせいもありますが、GPファイナルはシーズン成績の上位者しか出場できないため、日本勢の活躍が目覚ましい大会と注目されたほどでした」(日本スポーツ協会担当記者)
その大会で坂本は“連覇”を逃してしまったわけだが、これが原因で彼女には国内から厳しい突き上げが起こり始めている。
同大会ではジュニア女子部門に出場した島田麻央(16)が3連覇を達成。12月20日開幕の全日本選手権に2人揃って出場するため、ここで「女王の入れ替わり」が起こるのではと評判になり始めているのだ。
「GPファイナルで3連覇を達成した島田麻央は11月の全日本ジュニア選手権でも史上初の4連覇を達成。彼女はジュニア転向後、国際スケート連盟公認の国際大会で13戦無敗を記録しており、もはや怖いものなしの状態です」(同)
本来なら、17歳未満の島田は坂本たちの出場するシニアの大会には出られない。
しかし、今季の好調ぶりが功を奏し、今回は推薦枠で島田が全日本選手権に出場できることになったのだ。
名前の由来は浅田真央から
「島田はショートプログラムで高得点を叩き出すスタイルです。すでにジュニアでは世界の頂点も経験しているが、今シーズンはフリーでも120点以上を記録するなど、飛躍的な成長も遂げている。一方、坂本はGPファイナル前から不調でこれが全日本選手権で勝敗の分かれ目となる可能性も否めないのです」(関係者)
また、島田はトリプルアクセルなど高難度の大技にしても、「着氷がキレイ」で、常に規定得点以外にも加点されていくという。
それは坂本も同じだが、「ショートプログラム」の分野では、島田が一歩有利と言わざるを得ないのだ。
ちなみに、島田の名前である「麻央」は五輪メダリストの浅田真央から取られたものだという。
「母親が大ファンだったそうです。ただ、島田はリンクを降りたらアイスを頬張るような普通の女子高生。学業では英語が得意だと聞いています」(同)
その普通の女子高生が、全日本選手権で“女王坂本”をどこまで脅かすかが見ものだ。
「週刊実話」12月26日号より一部内容を変更