好きな人を避ける心理とは? 誤解されたままから脱却したいなら行動あるのみ!

3. 避けることを続けていくと、どうなる?

では、相談者さんがこのまま好きな人を避けるのを続けるとどうなるか、考えてみましょうか。
今はまだ普通に話しかけてくれる彼も、あまりにあなたの態度が頑ななのを「おかしい」と感じるようになるでしょう。

「この子、もしかして俺のことが嫌いなのかな?」
「なんか避けられれてるっぽいし、俺が話しかけると迷惑なのかな?」

そう思われてしまっても、何ら不思議はありません。
すると彼は大きな勘違いをしたまま相談者さんに話しかけるのをやめ、できるだけ近づかないようにするでしょう。

だって、あからさまに自分を避ける人に話しかけるのはツライから。相手にイヤな思いをしてほしくないし、自分だってハッピーにはなれない。じゃあ無理をしてまでそばに行かなくてもいいや、となってしまいます。

そんな状況になってはじめて焦りだし、誤解を解こうとしても、そう簡単にはいきません。こじれてしまった人間関係を元のように修復するのは、思った以上にむずかしいことなのです。

もちろん、そこまで悪い展開に転ばないかもしれません。ちょっとくらいそっけない態度を取られても気にしない人もいますし、そもそも自分が避けられているという自覚がない人だっています。その場合は、きっと今の関係が続いていくでしょう。

でも、相談者さんが抱いたほのかな恋心はずっと気づかれないまま。彼にとってはあなたは、いつまで経っても仲の良い女友達止まりです。

いずれ彼にも好きな人ができるかもしれない。それは相談者さんではない、他の女の子かもしれない。もっと言えば、その恋愛相談を受ける日がやってくるかもしれません。

行き場をなくした恋心を胸に秘めながら、なんでもない顔をして彼の恋愛相談に乗れるでしょうか。たとえそれができたとして、相談者さんは満足ですか?

「今がずっと続けばいい」という気持ちは、誰しもが抱く願いです。でも、実際には「今」はずっと続くことはありません。

それなら怖くても変化を求めて行動した方が、きっと後悔は少なくて済むはずです。

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4. 自分がどうしたいかを考えてみて

ここで誤解しないでもらいたいのは、わたしはなにも「だから早いとこ告白しちゃった方がいいよ!」と言いたいわけではないんですよ。

勇気を出して告白しても、やっぱりその恋が実らないことだってあります。相談者さんが不安に思っているように、二人の関係がぎくしゃくしてしまう可能性だってゼロではありません。

「この穏やかな関係を失うくらいなら、ずっと友達のままでいい」と考えるなら、あえて関係を変えないという決断をしたって構わない。わたしはそう思います。

ただ相談者さんが、好きな人を必要以上に避けてしまったり、そっけない態度を取ってしまうのは「ずっと友達でいいんだ」という決心がつかないからではないでしょうか?

「もっと仲良くなりたい」「恋人同士になりたい」と、変化を望む気持ちがある一方で「うまくいかなかったらどうしよう」と、それを怖がる気持ちがあり、葛藤しているのだとお察しします。

これは誰にだってある心の揺れ動きです。「わたしって優柔不断で、ダメな女の子……」なんて、気に病む必要はありません。

まずは自分が本当にどうしたいのか、よく考えてみてください。気持ちが定まれば、行動もそれに伴って変わっていきます。「バレたくない」という気持ちが薄れて、彼を避けることもなくなるでしょう。

そのうえでもし「やっぱり友達以上になりたい!」と思うなら、ほんのちょっと勇気を出してみてほしいな、と思います。