『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)の8話が15日に放送。これまで語られていなかった朝子(杉咲花)こといづみ(宮本信子)の夫が判明し大きな反響を呼んでいる。
■端島の復活を目指す ※ネタバレあり
1955年ごろの長崎県・端島から現代・2018年の東京につながる、そこに住む人々の愛・友情・家族の物語を綴る同作。8話となる今回から最終章に突入、さまざまな謎が解き明かされていく。
炭鉱の爆発事故から4ヶ月、1964年の端島は廃坑の影響で島民が激減、兄・進平(斎藤工)を失った鉄平(神木隆之介)らはなんとか踏ん張り未開発の石炭層がある新区域を開発し「端島復活」を目指す。
そのなかで鉄平と朝子は島民にバレないよう長崎に足繁く通い、密かに愛を育む。2018年に端島の食堂と同名らしい「銀座食堂」でいづみと玲央(神木)が一緒に食べたように、長崎イチと評されるちゃんぽん店で食事しながら仲睦まじく将来を語り合うのだった。
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■リナを支える鉄平
鉄平は「(ダイヤモンドを意味するガラス細工)ギヤマンもダイヤモンドの指輪も買えるかわからんけど、でも…端島が復活したら必ず(結婚しよう)」と朝子と約束。朝子も「必ず」と応じ、笑顔で指切りげんまんをする。
しかしこのとき、進平の妻・リナ(池田エライザ)と息子・誠は困った事態に陥っていた。リナは「博多の店を仕切っていた興行主(ヤクザ)」に追われているため、福岡に自身の戸籍を取りに行けない問題を抱えている。そのため、進平との婚姻届も誠の出生届も提出できず、誠の健康保険にも加入していないと鉄平が知るところとなったのだ。
そこで鉄平が代わりに誠の出生届を提出するなど、リナを支えるために時間を費やしていく。
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■結婚約束した鉄平は…「いってしまった」
2018年の東京ではホスト・玲央(神木)が鉄平の足跡を追っていた。残された鉄平の日記にはページが破かれるなど改ざんされた形跡があり、亡くなった朝子(いづみ)の夫で朝子の食堂で働いていた料理人・池ヶ谷虎次郎(前原瑞樹)が犯人だと玲央は推測した。
端島が新しい炭鉱の開発に成功したといづみから伝えられた玲央は、「鉄平は? (結婚を)約束したんでしょ?」と尋ねる。いづみは「した。『端島が復活したら必ず』そう言ってたんだけど…いってしまった」と寂しげに吐露。
初回にリナ・誠といっしょに小舟で端島から離れた人物が鉄平だったと明かされ、「そのまま帰ってこなかった、それっきり2度と」と鉄平との別れを振り返った。
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■夫が判明「お前かー!」「伏線あったのね」
朝子(いづみ)の夫が虎次郎だと判明した今回。視聴者からは「虎次郎がいづみさんの夫だという事実で あぁ鉄平と朝子が結ばれないんだなって実感が湧いてきた」「いろいろありすぎて感情がジェットコースター 虎次郎が旦那さんってわかった瞬間お前かー! ってなったし和馬・鹿乃子で虎馬鹿って名前に動物の伏線あったのね!」との声が。
また鉄平に理解を示す視聴者も目立つ。「おそらく鉄平は誠の戸籍のために兄の責任を果たす決断をしたってことですよね」「1話冒頭でリナと誠が乗ってた舟を漕いでたの鉄平だったのね。こんなにも悲しい駆け落ちってあるの」「あんなに朝子のことを愛おしそうに見ていた鉄平がどんな思いで舟を漕いで大好きな端島を夜逃げみたいな形で出ることになったのか…想像するだけで胸が痛む」と多くの反響が寄せられている。
(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)