『Strong Style Evolved 2024』が現地時間15日、米カリフォルニア州ロングビーチで行われ、ゲイブ・キッドが大岩陵平を返り討ちにし、STRONG無差別級王座5度目の防衛に成功。1・5東京ドーム大会で対決するケニー・オメガを挑発し、1・11サンノゼ大会での挑戦者に石井智宏を指名した。
STRONG王者・ゲイブは11・9ボストン大会で藤田晃生を退け、4度目の防衛に成功。試合後、同大会でKENTAとの一騎打ちに勝利した大岩が挑戦を表明し、この日のタイトルマッチが決まった。
WORLD TAG LEAGUE公式戦でゲイブにピンフォール勝ちを収めて弾みをつけた大岩は執ようなグランドヘッドロックでスタミナを奪いにかかったが、ゲイブも場外でのラリアットで応戦。逆水平とエルボーを激しく打ち合うと、大岩がジャーマン、大剛式バックドロップ、ジャーマンと攻め込んだ。
ゲイブもTHE GRIPを不発に終わらせ、ラリアットで逆襲。垂直落下式ブレーンバスターで突き刺した。負けじと大岩もマッドマンボムを食い止め、ドクターボムを敢行したが、セコンドのクラーク・コナーズがレフェリーの足を引っ張って3カウントを入れさせず。イスで殴打された大岩だったが、藤田がスワンダイブ式ミサイルキックでコナーズを蹴散らし、バックステージへと連れ戻す好フォローを見せた。
応えたい大岩はラリアット合戦に持ち込んだが、競り勝ったのはゲイブ。バックドロップで追い討ちをかけた。THE GRIPにカウンターの張り手を合わせると、パイルドライバーでグサリ。2カウントで粘る大岩にマッドマンボムでダメ押しして勝負を決めた。
ゲイブがSTRONG王座V4に成功した。試合後、マイクを手にすると1・5東京ドーム大会で対決するケニーについて言及。「お前がベストバウトマシーンであることは事実だが、お前が俺と同じリングに立ったら、憩室炎で死ねばよかったと思うだろう」と挑発。「俺はニュージャパンであり、ストロングスタイルだ」と豪語すると、「1月11日、サンノゼでこのベルトを獲りに来い」と石井を次期挑戦者に指名した。