【新日本】辻がペリーに屈辱敗戦 ヤングバックスがIWGPタッグ獲りへヒロムKOの猛デモ

 『Strong Style Evolved 2024』が現地時間15日、米カリフォルニア州ロングビーチで行われ、鷹木信悟&辻陽太とKONOSUKE TAKESHITA&ジャック・ペリーの東京ドームW前哨戦が行われ、辻がペリーにピンフォール負け。試合後、ヤングバックスが現れ、高橋ヒロムをEVPトリガーでKOし、1・5東京ドーム大会でのIWGPタッグ王座決定戦へ向けてデモンストレーションを敢行した。

 1・4東京ドーム大会でNEVER無差別級王座戦を控える王者・鷹木と挑戦者・竹下、1・5東京ドーム大会で一騎打ちする辻とペリーのダブル前哨戦がロングビーチの地で組まれた。

 まずは鷹木とTAKESHITAが火花。TAKESHITAのパワーボム、鷹木のスライディングラリアットを読み合うと、TAKESHITAがラリアットを振り抜いて先制した。その後、TAKESHITAはエルボー合戦にも競り勝ったが、鷹木もワガママをキャッチしてのドラゴンスクリューで譲らず。終盤には鷹木がパンピングボンバーを叩き込むと、TAKESHITAもワガママでやり返した。

 そして勝負は辻とペリーの間で決した。トラースキック、ランニングニーと攻め立てた辻がマーロウクラッシュで仕上げを狙ったが、ペリーが回避。レフェリーへの誤爆は辻が踏みとどまったものの、ペリーはローブローをお見舞い。すかさずグラス・ジョーを爆発させて3カウントを奪った。

 辻が1・5東京ドームでの一騎打ちを前にペリーに屈辱的な敗戦。前日に控えるデビッド・フィンレーとのGLOBAL王座戦へ向けても不安を残した。一方、まんまと勝利したペリーは「今は多くのことが不確定だ。だが、一つ確かなのはヨータ・ツジ、今日、俺がお前をピンフォールしたってことだ。次はトーキョードームだ」と通告した。

 そして試合後、ヤングバックスが電撃乱入した。TAKESHITAとペリーが鷹木と辻を暴行していると、ヒロムが救出。そこへやってきたヤングバックスはヒロムにダブルトラースキック、EVPトリガー(ダブルニー)を次々に叩き込んでKOした。

 ヤングバックスは1・5東京ドーム大会でオーカーン&オーカーン指名選手とIWGPタッグ王座決定戦を争う。勝てば2018年10月に第80代王者から陥落以来、6年3ヵ月ぶりの返り咲き。ニコラスが「俺たちが新日本プロレス史上最も成功し、最も多くの栄誉を獲得したタッグチーム、ヤングバックスだ」と豪語すると、マシューは「俺たちはWRESTLE DYNASTYで新日本プロレスのリングに戻ってくる。俺たちは引退する前にもう一度IWGPタッグ王座を手にする」と予告してみせた。