中山美穂さんのニュースが話題になっていますが、お風呂でのヒヤリハットは、案外見過ごしがち。特に40代を過ぎた人は、しっかり意識して対策しておきたいものです。今回は、40代から気をつけたいお風呂でのヒヤリハットや、対策方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

40代から気をつけたい! お風呂でのヒヤリハット4つ



中山美穂さん(C)日刊ゲンダイ

 さっそく、気をつけたいお風呂でのヒヤリハットをみていきましょう。

1. ヒートショック

 



心臓に大きな負担が(写真:iStock)

 お風呂でのヒヤリハットで多いのが、温度差によるヒートショック。浴室や浴槽、脱衣所などの急激な温度差によって血圧が変動し、心臓に大きな負担がかかる症状をいいます。

 浴槽に浸かっている時にヒートショックになると溺れる危険性がありますし、倒れて頭を打つ人もいるので注意が必要です。

2. 飲酒後の入浴

 飲酒後すぐにお風呂に入ると、酔いが回るのが早くなって、浴槽に浸かったまま寝てしまう危険性があります。酔いのせいで転倒したり、心拍数が増加して心臓発作や脳卒中になることも…。

 飲酒後は血圧が下がりやすくなるため、ヒートショックのリスクを高める危険性も考えられるため、要注意です。

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3. 長湯で脱水



脱水や熱中症に注意(写真:iStock)

 水分補給をしないで長風呂を続けていると、脱水症状や熱中症になる場合があります。

 長風呂をすると肺や心臓などの臓器にも負担をかけるため、浴槽を出た時に立ちくらみを起こして転倒する危険性もあるでしょう。

4. カビ掃除で具合が悪くなる



カビ掃除にご用心(写真:iStock)

 40代女性に気をつけてほしいのが、お風呂でのカビ掃除です。塩素系のカビ取り剤を大量に使用した場合、換気をしていないと吸い込んだカビ取り剤で健康を害することがあります。

 特に、年末の大掃除などでしっかり掃除しようと夢中になってしまい、具合が悪くなる人も多いため注意しましょう。

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意識を高めることが大事! お風呂でのヒヤリハット対策4つ

 お風呂でのヒヤリハット対策には、普段からの意識や心がけが大切です。みていきましょう。

1. 浴室や脱衣所を温める



浴室を温めてから入浴を(写真:iStock)

 ヒートショックを防ぐために、浴室や脱衣所をあらかじめ温めておきましょう。浴室に暖房をつけたり、脱衣所にハロゲンヒーターを置くなどの対策が有効です。

 浴室暖房をつけられない賃貸の場合には、浴槽のお湯を沸かす際に蓋を開けて、蒸気で浴室を温めておく方法がおすすめですよ。

2. 入浴前に水分補給をする



お風呂の前に水分補給(写真:iStock)

 入浴時の脱水を防ぐためにも、お風呂に入る前には必ず水分補給をしましょう。特に長風呂をする際には、お風呂にペットボトルの水を持ち込んで、こまめに水分補給することが大切です。

 浴槽に浸かる時は、浴槽の温度と浸かる時間に注意してください。長湯をするなら38度前後、41度以上の高温で入るならさっと温まる程度にするのがおすすめです。

3. 掃除の際は必ず換気

 お風呂でカビ掃除をする際には、必ず換気しましょう。特に、塩素系と酸性の洗剤を混ぜると、塩素ガスが発生し、非常に危険です。商品を注意事項をしっかり読んで使用してくださいね。

 カビ取りスプレーを使う時には、目より上にスプレーしないことも気をつけてください。万が一目に入ると大変なので、目よりも低い位置で使うようにしましょう。

4. 飲酒後は入浴しない



飲んだら入るな!(写真:iStock)

 入浴前に飲酒した時には、必ず1〜2時間は時間をあけて入るようにしてください。飲酒後に浴槽で眠ってしまうと、そのまま溺れることがありますので、注意しましょう。

 実は、入浴時になんらかの原因で溺れる事故は、交通事故よりも多いのです。