聞くとことによると紙飛行機の最長飛行記録は、2022年にアメリカで記録された「88.31m」だという。つい先日まで私がそうだったように、この距離が長いのか短いのかピンと来ない人も多いことだろう。だがしかし……。
実際に「紙飛行機・ギネス世界記録」の現場を取材をした今ならこう言える。「80m超えなんてとんでもねえ記録である」と──。今回その世界記録に挑んだのは、阪神タイガースの強肩キャッチャー 梅野 隆太郎選手である!
・強肩キャッチャー
まずはご存じない方のために梅野選手のプロフィールを紹介しておこう。“梅ちゃん” の愛称でお馴染みの梅野捕手は、千葉ロッテファンの私から見ても「いい選手」と認めざるを得ない阪神の名キャッチャーである。
梅野捕手の武器は何といってもその強肩。2019年には捕手のシーズン補殺日本記録を樹立したことでもわかるように “梅野バズーカ” は他球団からすると単なる脅威。あと意外と足も速いから厄介なんだよなぁ。
そんな梅野捕手が紙飛行機のギネス世界記録に挑むとは……! この挑戦はカスタマーサポートツール「Tayori(タヨリ)」のロゴが紙飛行機であることにちなんで企画されたもので、投げ手として梅野捕手に白羽の矢が立った、というワケだ。
梅野捕手は「ギネス世界記録に挑戦できる機会は滅多にない。またオフシーズンに様々なことにトライできるのはありがたい」との理由でオファーを快諾。梅野バズーカが発動すれば、世界記録も夢ではないのもかしれない。
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・プロの紙飛行機
さて、Jリーグ・ヴィッセル神戸の本拠地である「ノエビアスタジアム神戸」で開催されたギネスチャレンジには、抽選で選ばれた300名(たぶんほぼ阪神ファン)も集結。梅野捕手のギネスチャレンジを見守った。
さらに梅野捕手が飛ばす紙飛行機は、紙飛行機飛行距離の日本記録保持者・藤原宣明氏が完全サポート。藤原氏によれば、早ければ1つ3分で折れる紙飛行機を、物によっては「半日かけて作成した」という。
果たして「強肩 + プロの紙飛行機」の最強タッグはギネス世界記録を叩き出せるのだろうか? まずは藤原氏の持つ日本記録「61.82m」を目指したいところだ。