真空ジェシカ【M-1グランプリ2024 決勝直前インタビュー】「優勝して、今年で最後のM-1にします!」

4分間に全力を注ぐ全国の若き漫才師たちの頂点を決める『M-1グランプリ2024』の決勝が、12月22日(日)にABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットで生放送されます。過去最多となる10,330組がエントリーしたなか、ファイナリストに残ったのは9組。今回は、真空ジェシカ(ガク、川北茂澄)の決勝直前インタビューをお届けします!


出典: FANY マガジン

芸歴13年目で初めての自分のギャグ

―― おめでとうございます! まず……『M-1グランプリ2024』決勝進出を決めた今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。

川北 ガツン! ガッツ!

ガク 今のは彼が最近やりだしたギャグです。芸歴13年目で初めての自分のギャグですね。これまでは“まーごめ”とか借り物のギャグしかやってこなかったんですが、ようやく自分のギャグを見つけてくれて、僕は非常にうれしく思っています。

――ちなみに、4年連続で決勝進出をお決めになった率直なご感想もお聞かせいただきたく……

川北 ガツン! ガッツ! 以外で?

ガク とっても嬉しいです。4年連続ですが、初めて決勝に行ったかのように嬉しいです。

川北 (食い気味に)モチロン

――「ただ証明したい、俺たちが一番おもしろい」とありますが、これまでの人生を振り返り「俺たち(もしくは俺)が一番おもしろい」と感じた瞬間はありましたか?

川北 なるほど……。つい最近にサツマカワRPGとデカ美ちゃんの結婚式に出させてもらった時(2024年12月1日)に、余興をやってくれと言われて、そこでM-1の最終調整として準決勝でやったネタをまんまやらしてもらったんです。結婚式用にネタを作ってきたこたけ正義感よりもウケたんで、その時はさすがに俺たちが一番面白いと思いました。

ガク こたけは、結婚式の余興としてサツマカワRPGのウラ話を含めたネタをやっていてね。でも結婚式の余興としては、こたけが絶対に正しいんだよ? 確かにややウケだったけど。

川北 僕たちはガッチガチの勝負ネタでした。M-1の最終調整を大ウケで締めることができてよかったです。


出典: FANY マガジン

(広告の後にも続きます)

「おれたちがM-1決勝に一番出てる」

――「ファイナリストの中で俺たちが一番○○だ!」……「○○」に入るのは?

川北 おれたちがM-1決勝に一番出てる。

ガク 確かに、今回のファイナリストの中では、決勝に一番出てます。

川北 そう、一番、慣れてる。

ガク 緊張も少ない。

――どうですか? 緊張ってやっぱりしなくなってくるものですか?

ガク 毎年、緊張はしますけど、どうやって過ごせばいいかっていうのは熟知しているんで。その辺りは出るたびに緊張は少なくなってきますね。初めて準決勝に来た芸人に“こうしたらいいよ”とか先輩風を吹かすことで、余裕を持たすことができています。

川北 決勝進出が決まったときも“そんなに喜んでいないで、早く着替えないと、記者会見に間に合わなくなるよ”とか。

ガク “すぐ移動になるから荷物まとめておいた方がいいよ”とかですね。

――ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは? それはなぜ?

川北 毎年言ってるかもしれないですが、やっぱり同期のオズワルドですね……

ガク “ほかのファイナリストの中で”って言われましたよね。オズワルドは準決勝敗退したんじゃなかったかな。

川北 っしゃあ!(ガッツポーズしながら)

ガク 今年はママタルトですね。川北が借り続けてきたギャグ“まーごめ”の本家が決勝に進出したので、ついに本家の“まーごめ”をたくさんの人に見ていただける……そんな喜びがありますね。

川北 これまでのM-1では僕一人が言い続けてきたわけですが、本家のママタルトがいるということで“まーごめ”つまり“まーちゃんごめんね”にとっても追い風になると思いますね。

ガク 追い風の使い方あってる?


出典: FANY マガジン