【追悼特集】 2024年に亡くなった俳優たちと映画 邦画編

いま全世代に観てほしい 日本中を感動の涙で包んだ”幸福”について考える授業

下町の一角にある夜間中学の教師・黒井は、卒業式も近づいたある日、卒業記念文集のための作文の授業を行う。原稿用紙にそれぞれの思いを綴る様々な職業、年齢の生徒たちの横顔を見ながら、黒井は彼らとの思い出を振り返る。

[監督・脚本] 山田洋次
[出演] 西田敏行 / 竹下景子 / 萩原聖人 / 中江有里/ 裕木奈江 / 田中邦衛
[配給] 松竹
©︎1993松竹株式会社/日本テレビ放送網株式会社/住友商事株式会社
1993年11月6日公開

→動画配信 PrimeVideo / U-NEXT / Hulu

その他『敦煌』『おろしや国酔夢譚』『ゲロッパ!』『アウトレイジ ビヨンド』のほか多数の作品に出演

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中山美穂


公式HPより

1970年3月1日生まれ。東京都出身。1982年、中学1年生の時、原宿でスカウトされ芸能界入り。1985年TVドラマ「毎度お騒がせします」で女優デビュー。同年「C」で歌手としても活動を始め、またたく間にトップアイドルとなる。女優と歌手を両立させる先駆けで美人の代名詞的存在となった。(2024年12月6日没 / 享年54歳)

【主な出演作品】
『ビー・バップ・ハイスクール』(1985)
→Netflix / PrimeVideo / U-NEXT
『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』(1986)
→Netflix / PrimeVideo / U-NEXT
『東京日和』(1997)
『ラストレター』(2020)
→ PrimeVideo / U-NEXT
『死刑にいたる病』(2022)
  →Netflix / PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
 ほか

『Love Letter』( 1995 )


IMDbより

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「お元気ですか? 私は元気です」届くはずのない天国への手紙の返事が来て‥‥

婚約者を亡くした渡辺博子は、忘れられない彼への思いから、彼が昔住んでいた小樽へと手紙を出した。すると、来るはずのない返事が返って来る。それをきっかけにして、彼と同姓同名で中学時代、彼と同級生だった女性と知り合うことになり‥‥。

[監督・脚本] 岩井俊二
[出演] 中山美穂/豊川悦司/酒井美紀/范文雀/加賀まりこ/柏原崇/鈴木蘭々/鈴木慶一/田口トモロヲ/光石研/小栗香織
[配給] 日本ヘラルド映画
©︎フジテレビジョン
1995年3月25日 公開

→動画配信 Netflix / PrimeVideo / U-NEXT

『波の数だけ抱きしめて』( 1991 )


amazon.co.jpより

真剣に遊んで真剣に恋をする80年代 車・音楽・海と若者たちの憧れを映像化

1982年。西海岸文化全盛の頃、学生時代最後の思い出に本格的なFM局の設立をめざす若者たち。そんな彼らのひと夏の夢と恋を、湘南の潮風と波を舞台に心地よいユーミン・サウンドにのせて描いた、ちょっぴり懐かしくも新しい青春映画。

[監督] 馬場康夫
[原作] 一色伸幸
[音楽]松任谷由実
[出演] 中山美穂/織田裕二/松下由樹/別所哲也/阪田マサノブ/勝村政信/渥美清
[配給] 松竹
©︎1991フジテレビ/小学館/ホイチョイ・プロダクションズ
1991年8月31日 公開

→関連インタビュー記事はこちら 1 / 2 / 3

『サヨナライツカ』( 2010 )


amazon.co.jpより

辻仁成のベストセラー小説を映画化 25年の時を経て一生に一度の恋

1975年、灼熱のバンコク。お金・美貌・愛に不自由なく暮らし、ただ、“愛されること”を求めて生きてきた沓子(中山美穂)は、ある日、夢に向かって真っすぐ生きるエリートビジネスマン豊(西島秀俊)と出逢う。たちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていくふたり。しかし、豊は日本に光子(石田ゆり子)という婚約者がおり、結婚を目前に控えていた。愛することこそが本当の愛だと気づいた沓子は、かなわぬ恋とわかっていながら、それでも、豊を愛し続けると決める。そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をするが。

[監督] イ・ジェハン
[原作] 辻仁成
[出演] 中山美穂/西島秀俊/石田ゆり子/加藤雅也/川島なお美/マギー/松原智恵子/須永慶/日高光啓/西島隆弘
[配給] アスミック・エース
2010年1月23日 公開

→動画配信 PrimeVideo / DMM TV

火野正平 


所属事務所HPより

1949年5月30日生まれ。東京都出身。12歳のころから劇団「こまどり」に所属し、1962年にドラマ『少年探偵団』に出演。1973年、大河ドラマ『国盗り物語』で秀吉を演じ、注目を集める。1974年には『俺の血は他人の血』に主演、映画デビュー。主な出演作にドラマ「新・必殺仕置人」「長七郎江戸日記」「anone」など。(2024年11月14日没 / 享年75歳)

【主な出演作品】
『復讐するは我にあり』(1979)
→ PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
『ええじゃないか』(1981)
→PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(1994)
→U-NEXT / Hulu
『極道の妻たち 危険な賭け』(1996)
→PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
『そこのみにて光輝く』(2014)
→PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
『Fukushima 50』(2020)
→Netflix / PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
『君たちはどう生きるか』(2023)
ほか

『ラストマイル』( 2024 )

過酷な職場環境に耐え忍ぶ業務委託の配送業者を熱演

11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。

[監督]塚原あゆ子
[脚本]野木亜紀子
[出演]満島ひかり/岡田将生/ディーン・フジオカ/ 大倉孝二、/酒向芳/宇野祥平 /安藤玉恵/丸山智己/火野正平/阿部サダヲ/石原さとみ/井浦新/窪田正孝/市川実日子/竜星涼/飯尾和樹(ずん)/薬師丸ひろ子/松重豊/綾野剛/星野源/橋本じゅん/前田旺志郎/麻生久美子
[配給]東宝
©2024 『ラストマイル』製作委員会 
2024年8月23日(金) 公開

[公式サイト]  last-mile-movie

→関連インタビュー記事はこちら

『土を喰らう十二ヵ月』( 2022 )

四季折々の色で綴る人生ドラマにて高所恐怖症ながら大工役を演じる

長野の山荘で暮らす作家のツトム。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら原稿に向き合う日々を送っている。時折、編集者で恋人の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるのは、楽しく格別な時間。悠々自適に暮らすツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる。

[監督・脚本]中江裕司
[原案]水上勉「土を喰う日々 ーわが精進十二ヵ月ー」(新潮文庫刊)、「土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月」(文化出版局刊)[出演]沢田研二/松たか子/西田尚美/尾美としのり/瀧川鯉八/檀ふみ/火野正平/奈良岡朋子
[配給]日活
©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
2022年11月11日公開

[公式サイト] tsuchiwokurau12.jp

→関連インタビュー記事はこちら 1 / 2

動画配信→ PrimeVideo / U-NEXT

『生きててよかった』( 2022 )

主人公に引退を人生を諭すボクシングジム会長役で出演

長年の闘いが体を蝕みドクターストップによって強制的に引退を迫られたボクサー・楠木創太は、闘いへの未練と執着を捨てきれぬ中、恋人との結婚を機に新しい生活を築くため仕事に就くも、人生の大半をボクシングに捧げてきた創太は何をやってもうまくいかない上、社会にも馴染めず苦しい日々を過ごす。そんなある日、創太のファンだと名乗る謎の男から大金を賭けて戦う欲望うずめく地下格闘技へのオファーを受ける。一度だけの思いで誘いに乗った創太だったが、忘れかけていた興奮が蘇り、再び闘いの世界にのめり込む。彼にとってその高揚感は何物にも代えがたいものだった。闘うことに取り憑かれた男の狂気と愚直なまでの生き様は果たして喜劇となるか悲劇となるか?今、再び闘いのゴングが鳴る。

[監督・脚本]鈴木太一
[出演]木幡竜/鎌滝恵利/今野浩喜/栁俊太郎/長井短/黒田大輔/渡辺紘文/永井マリア/木村知貴/松本亮/銀粉蝶/火野正平
[企画製作・配給] ハピネットファントム・スタジオ
©2022ハピネットファントム・スタジオ
2022年5月13日(金) 公開

[公式サイト] happinet-phantom.com/ikiteteyokatta

動画配信→ Hulu / DMM TV

中尾彬 


所属事務所HPより

1942年 8月11日生まれ。千葉県出身。1961年、武蔵野美術大学油絵科入学。同年、日活第5期ニューフェイス合格。1963年、パリに留学し帰国後、劇団「民芸」に入団。1964年、日活映画『月曜日のユカ』で本格的に映画デビュー。1971年には劇団「民芸」を退団しフリーとなる。1983年フランスの絵画展「ル・サロン」でグランプリを受賞。近年はバラエティ番組に多数出演し、さらに活躍の場を広げている。(2024年5月16日没 / 享年81歳)

【主な出演作品】
『月曜日のユカ』(1964)
→ PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
『内海の輪』(1971)
  →Hulu
『本陣殺人事件』(1975)
  →PrimeVideo / U-NEXT
『伊賀忍法帖』(1982)
  →PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
極道の妻たちシリーズ
『極道の妻たち 最後の戦い』(1990) ほか
 → Hulu
ゴジラシリーズ
『ゴジラVSメカゴジラ』(1993) ほか
 → PrimeVideo / U-NEXT
『翔んで埼玉』(2019)
  →Netflix / PrimeVideo / U-NEXT
 ほか

山本陽子

1942年3月17日生まれ。東京都出身。國學院高校卒業後、野村證券勤務を経て日活ニューフェイスとして芸能界入り。清楚な顔立ちと高い演技力で、清純な女性から悪女までを幅広く演じ女優としての地位を確立。映画、ドラマ、CMなどで活躍した。(2024年2月20日没 / 享年81歳)

【主な出演作品】
『大巨獣ガッパ』(1967)
 → PrimeVideo / Hulu
『日本残侠伝』(1969)
  →PrimeVideo
『やくざ番外地』(1969)
  →U-NEXT
『華麗なる一族』(1974)
『八つ墓村』(1977)
 → PrimeVideo / U-NEXT/Hulu
『デンデラ』(2011)
  →PrimeVideo / DMM TV
ほか

田中敦子


所属事務所HPより

11月14日生まれ。群馬県出身。フェリス女学院大卒業後、一般OLとして就職するが、ダンスと演劇の道を志す。20代半ば、声の仕事に興味を持ち、会社勤めをしながら声優養成所に通う。低めで艶やかな声色で、ニコール・キッドマンやジェニファー・ロペスなど洋画の吹き替えからアニメ「攻殻機動隊」シリーズの草薙素子など、作中で印象に残る頭の切れるスマートな女性、戦う強い女性役を多く演じた。(2024年8月20日没 / 享年61歳)

【主な出演作品】
『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995)
 → Netflix / PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(2002)
  →Netflix / U-NEXT / Hulu
『イノセンス』(2004)
  →Netflix / U-NEXT / Hulu
『劇場版 Fate /stay night – UNLIMITED BLADE WORKS』(2010)
 → U-NEXT
「ACCA13区監察課」(2017)
  →U-NEXT / Hulu
『ニンジャバットマン』(2018)
  →PrimeVideo
『劇場版 ガンダム Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター』(2019)
  →U-NEXT
「葬送のフリーレン」(2023)
  →Netflix / PrimeVideo / U-NEXT / Hulu
 ほか