星のマークを指さしながら、母に何かを訴えていた次女。母は、次女が何を伝えたいのか、そのときは分かりませんでした。後日、次女が長女と一緒にある歌を歌っているのを聞いた母は、あることに気付き……。Instagramで公開されたマンガが、「なんてかわいらしい!」「癒やされました」と話題の作者、「スマイルアーティストPomu」さんにお話を聞きました。



次女のいい間違いについて描いたマンガのカット(スマイルアーティストPomuさん提供)

【マンガ本編】”何か”を訴える次女 「言い間違い」の意味が分かった母スッキリ!

「しょしょらの?」って何?

 かわいい次女のいい間違いについて描いたマンガが、Instagramで2900以上のいいねを集めて話題となっています。

 星のマークを指さしながら、母に「しょしょらの?」としきりに聞いてくる次女。母は次女が何を伝えたいのか、そのときは分かりませんでした。しかし後日、次女が長女と一緒に歌っていた曲を聞いたとき、その謎が解けて……。読者からは、「かわいらしい、いい間違いですね」「とても癒やされました」「答えが分かって、私もスッキリ!」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターの「スマイルアーティストPomu」さんです。スマイルアーティストPomuさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー次女さんから、「しょしょらの?」と聞かれたとき、どう思いましたか?

 そのときは何のことか分かりませんでしたが、これまでも似たようないい間違いがあったときには、数日から数週間で謎が解けていました。「何だろう?」と考える時間も楽しみなので、「ふふふ、またクイズが始まったぞ」と、ほほ笑ましい気持ちでしたね(笑)。

ーーそのときは、どのように返事をしたのですか?

「え~何?」「どれのことじゃろう?」と答えました。

ーー「しょしょら」の意味に気付いたときは、どのような気持ちになりましたか?

「それだったのか~!」「ついに謎が解けた~!」と思いました。

ーーその後、「お空の星」のことを次女さんに教えてあげましたか?

「これは、ほし。お星様っていうんよ~」と伝えましたが、「しょしょらの」が「お空」ということは、教えていません。英語の勉強と似た感覚だと思うのですが、本人がいろいろな言葉や絵、状況などに触れて、自分で答え合わせをして習得する方が面白いのではないかな、と……。

 あまり言葉のイメージを限定せず、かわいいいい間違いは、そのままにすることもあります。いつかは正しい言葉も覚えるだろうし、いまだけのかわいい一面かな、とも思っています。

ーー仕事や育児で忙しいなか、マンガを制作する時間はどのように確保していますか?

「更新しなくちゃ」「週に◯回は描かなくちゃ」と思うと、そちらに意識がいって、子供たちの自然な姿やクスッと笑える発言を聞き逃してしまいそうなので、まずは描くことよりも、日常の素敵な出来事や言葉を「素敵だなあ」と感じることを大事にしたいと思っています。そして、何かあればいったんメモをして、それを見て「うふふ」と笑いながら、子供たちが寝たあとや、日中描けそうなときに、マンガにしています。夫ともメモ帳を共有してお互いに書き込んでいるのですが、すぐにメモできないときもあり、夫と「今日、何かめっちゃ面白い発言をしていなかったっけ!?」「あ~、めっちゃかわいかったのに思い出せん!」ということも、多々あります(笑)。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「かわいい~」とたくさんの方にいっていただけました。また、次女のいい間違いが「難解!」という声も。育児中の方やお母さんと一緒に投稿を見てくれている小学生のお子さんたちなど、年齢や仕事に関係なく多くの方に楽しんでいただけたようで本当にうれしかったです。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 何気ない育児の1ページですが、私にとってはとても尊い出来事だったので、残しておきたいと思いマンガにしました。