先輩・後輩であったり、恋人間でも議論になる「割り勘」問題。今月16日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)でも取り上げられ、タレントのマツコ・デラックスさんが私見を述べました。
■40代女性「彼にはいつまでも奢られたい」
番組では、「現在は彼氏が食事代を奢ってくれているが、いつか割り勘になる日が来るのではと不安」だという、40代女性の投稿を紹介。
女性は「割り勘にされたとき、私は彼にとって落としたい女、離れていかないように尽くさなければならない女ではなく、もう離れ行くことはない手に入れた女になってしまう」と考えているそう。
あるとき、そのことを彼に伝えると変な顔をされたため、不快に思った女性はその日のデートを中止にしたといいます。
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■「感謝がないと関係は続かない」と指摘
これに、株式トレーダーの若林史江さんは「批判覚悟で言えば、私も奢ってもらいたい」とコメント。
自身は金融業界にて、周囲に羽振りの良かった世代の人たちがいたため「割り勘でいいとかっていう若い世代の感じは、私はちょっと遠くから見て“奢ってもらいたいな”って思っている」と本音を明かします。
しかし、「感謝がないと2人の関係って続かないと思う」とも話し、「この彼女も、ずっと奢ってもらているのかもしれないけど、要所要所で小賢しくていいから、『今日は私が出すね』っていうことが」できるかが重要ではないかと指摘しました。
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■令和は「割り勘じゃなきゃやっていけない」
これにマツコさんは「やっぱり昔は、女性にそんなに経済力がなかった訳じゃない。だから、奢ってもらわないとデートなんて成立しなかった」と切り出します。
「いまはさ、不景気でみんな経済力がなくなってきているわけじゃない。割り勘じゃなきゃやっていけないわよね」とコメント。
これには視聴者からも「みんな金持ってないから割り勘なんじゃ…?」と共感する声や、「友人なら割り勘でいいし先輩の自慢や愚痴聞かされるなら奢ってほしい」「割り勘が良い。奢られると相手に借りを作ったみたいで嫌」と、割り勘のメリットに触れる声も目立ちました。
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■50代のマツコ「恩恵受けてないのに奢らなきゃ」
またマツコさんは「50代ぐらいにしてみると、『私たち恩恵受けてないのに奢らなきゃいけない』みたいな、『年上・先輩は奢る』みたいなのって、ちょっといい加減にしてほしいと思いはじめた年代」「その風習がみっちり残ってるから、奢らなきゃいけないのをやらされてた時代」だとも話します。
その上で、世代によって異なる「奢る・割り勘」の価値観は「本当に(その時代の)経済状況のような気がする」と締めくくっていました。
(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)