FANTASTICS八木勇征主演『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』18歳のリアルな感情を収めたメインビジュアル&予告編

FANTASTICSの八木勇征が主演を務め、井上祐貴、櫻井海音、IMP.の椿泰我が共演する映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』(2025年2月21日公開)からメインビジュアルと予告編が到着。本作の主題歌をFANTASTICSが担当することも発表された。

本作は2024年3月31日に放送作家業、文筆業から引退した鈴木おさむが原作、脚本を務めた同名朗読劇を実写化した青春映画。20歳までの2年間という期間限定で「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密が代々受け継がれる村を舞台に、18歳になった4人の少年たちが真剣に悩み、葛藤しながら大人への階段を登っていく姿を活写する。

このたび解禁された予告編は、明るい未来を思い描くアキト(八木)、ハルヒ(井上)、ナツキ(櫻井)、ユキオ(椿)の4人が「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密をテツ爺(笹野高史)から告げられるところから始まる。桜吹雪が舞うなか、身体の弱いハルヒを背負ったアキトらが鬼ごっこをする幼少期の姿から、高校生になった彼らが自転車に乗る姿に切り変わるシーンでは、4人の変わらぬ仲の良さが印象的。「魔法の使い道」について会議する場面でも、ムードメーカーのユキオを始め、和気あいあいと笑い合う姿からは確かな絆がうかがえる。しかし魔法が使えるということは、楽しいことばかりではない。プロのピアニストへの夢を追うアキトは、夢を掴み取るために魔法は使いたくないと言う一方、父親の病気のためにサッカー選手になる夢をあきらめざるを得なかったナツキは、魔法で自分の人生を修復するのだと主張する。人生で一番選択肢がある時に使える魔法を、自分の願いを叶えるためか、誰かの幸せのために使うのか。複雑な想いを抱え、涙を流しながらも4人はかけがえのない選択をすることになる。さらに今回、主演の八木勇征が所属するFANTASTICSの最新曲「春舞う空に願うのは」が本作の主題歌に決定。本作のために書き下ろされた楽曲は、予告編にも収めらている。

また予告編とあわせてメインビジュアルも解禁。自身の人生について、真剣に悩み、葛藤する4人の若者たち。物憂げで大人びた表情が印象的だ。青空の背景に魔法を使う際に必要となる葉っぱがちりばめられていて、白シャツに身を包んだ姿からは本作の世界観同様、爽やかで清々しい雰囲気が伝わってくる。

人生の岐路に立たされる少年たちのリアルな感情を描き出す本作。主人公たちが下す決断をスクリーンで見届けて!

文/スズキヒロシ