垣根涼介の同名小説を大泉洋主演で実写映画化した『室町無頼』(2025年1月17日公開)。今回、本作がIMAXで上映されることが決定。さらに新ビジュアルも解禁となった。
日本史上、初めて武士階級として一揆を起こした男と、彼の元に結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描く本作。主演を務める大泉洋が、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、「歴史書にただ一度名を残す男」主人公、蓮田兵衛を演じる。兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に長尾謙杜、その才蔵に棒術を教え込む老師に柄本明、民を虐げ、贅沢にふける有力大名、名和好臣には北村一輝、高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女、芳王子役に松本若菜。そして、堤真一が300人もの荒くれ者を抱え、幕府から京の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領、骨皮道賢に扮する。
監督を務めるのは、『22年目の告白―私が殺人犯です―』(17)や『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』(23)、『あんのこと』(24)など、濃密な人間ドラマをエンタメに昇華させてきた入江悠。憧れだったという京都で撮影に飛び込み、伝統ある京都撮影所の職人たちとともに、新時代の本格アクション時代劇を完成させた。
今回、本作のIMAX上映が決定した。これまでアニメーション作品や特撮作品など東映配給作品としてIMAX上映の実績はあったが、東映制作の映画としては初。1月17日(金)の全国公開に先駆け、1月10日(金)よりIMAXが先行公開となる。また、本作のIMAX上映決定を記念して、新たなビジュアルも解禁となった。
たった一行の史実から生まれた、知られざる戦国前夜の物語とは?「アウトロー=無頼」たちの歴史を揺るがす戦いの全容を、ぜひIMAXの大スクリーンで堪能してほしい。
文/鈴木レイヤ