お歳暮とクリスマスと正月…お花の市場もごった煮のおかしな状態になっています。年中行事に敏感な花業界に身を置くワタクシですが、「クリスマスなんだなぁ」と思うのはラインナップ以上に、12月から突然、驚きの相場に変動するアノ色限定の仕入れ値です。「このお花、一体いくらで売れば良いのでしょ?」と聞きたくなるほど順当に跳ね上がります。今回はそんな花屋の愚痴も含め、「クリスマスは赤だけじゃないのでござんす」の解説です。
花の価格も順当に値上がり中
これも赤いガーベラ。もうすでにお高いの by平社員/無断転載禁止 (C)コクハク
さまざまな物価が値上がりしているいま、花の価格もご多分に漏れず上昇傾向にあります。ですが、他のアイテムは「値上がりやむなし」と思っても、花の値上がりを許してくださる方はなぜか少ない…。
生産段階ですでに必要経費が全て上がっているので、仕方ないと思ってくれー!
今年のクリスマス商戦も、例年以上の値上がりが予想されます。人気の赤いバラはおそらく1本600円程度、赤いガーベラはいよいよ1本400円時代に突入します。
ですが、年末年始のイベントに花がもたらす効果ははかり知れません。目先を変えて新しい色の組み合わせにトライするだけで、オシャレ度がアップした気分になれるのも不思議なもの。意外性を求めてみるのもいいかも知れませんよ、お試しあれ。
今年も素敵なクリスマスフラワーがアナタに楽しい時間を運んでくれますことを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。
(斑目茂美/開運花師)