『【推しの子】』最終16巻が2024年12月18日に発売され、収録された描き下ろしエピソード「とある真相」をめぐり、SNSで波紋を呼んでいます。



『【推しの子】』アニメ場面カット (C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

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原作完結に続いて「描き下ろし」も波紋

※この記事では『【推しの子】』の具体的なネタバレには触れていませんが、最終巻への読者の反応について載せています。ご了承の上お読み下さい。

『【推しの子】』最終16巻が2024年12月18日に発売され、収録された描き下ろしエピソードをめぐって、SNS上でさまざまな反応が寄せられています。事前に「とある真相が明らかに」と予告されていた追加エピソードですが、その内容について賛否の声があがっています。

 X(旧:Twitter)では「推しの子最終巻」がトレンド入り。描き下ろしエピソードについて、特に「真相」「作画」といった言葉を含む投稿が多く見られました。

 しかし、読者の期待と異なる部分があったようで、波紋を呼んでいます。最終回での反響の大きさから、追加ページへの期待が高まっていただけに、その内容に物足りなさを感じる声が出ています。また作画面でも、ラフスケッチのような仕上がりであることを指摘する意見や、最終巻にしては丁寧さに欠けるとの声が相次いでいます。

 特に注目を集めているのが「とある真相」の内容です。読者の間では、キャラクターたちのその後という形で描かれた内容が「真相」と呼べるものなのか、という議論が展開されています。

 一方で、描き下ろしの内容を好意的に受け止める読者も。物語の終わり方に戸惑いを感じていた読者のなかには、この描き下ろしを読んだことで作品の結末を受け入れられるようになったという声も上がっています。

 特に、「愛」という感情の本質について描かれた作品のテーマ性が、描き下ろしによってより鮮明になったと評価する声もみられました。最終回と描き下ろしを合わせて読むことで、「アクア」の選択の意味がより深く理解できたとの意見も見られました。