SNS総フォロワー数9000万人超のスゴ腕サッカージャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノさんが、12月15日に放送されたスポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」(ABEMA)に出演。日本のテレビで初めて、独自インタビューに答えた。

ロマーノさんは選手の移籍スクープを専門として取り扱うイタリアのジャーナリストで、その信頼度の高さからSNSの総フォロワー数は約9000万人に到達。世界中のサッカーファンから大きな支持を集めるほか、日本ではロマーノさんによるスクープは“ロマーノ砲”と呼ばれ、親しまれている。

日本人選手情報も報じており、2022年には、吉田麻也選手のシャルケ移籍を予言すると、それを目にした吉田選手本人が「奥さんにも言ってないこと、知られてた」と、自身のSNSに驚きの言葉を残したことも。番組では、半年間に及ぶ交渉の末、ロマーノさんの独自インタビューを実現させた。

まずはスクープを連発するロマーノさんの情報源について直撃。ロマーノさんは「スクープの95%はクラブ幹部、代理人、そして選手からの情報なんだ」と明かし、「彼らと信頼関係を築くために、試合をチェックしてゴールを決めたら、『おめでとう』のメッセージを選手や代理人、クラブのスポーツダイレクターに送る。僕のミッションは彼らの最高の友人であることだからね」と特ダネを発信するための秘訣を語った。

また、自身のスクープにおける“信念”を語る一幕も。「僕のフォロワーに課金させないようにしている。お金を払ったら移籍スクープが見られるアプリを提案されたこともあるけど、『絶対にやらない』と断ったよ」と、断固たる意志を明かした。

さらには日本人選手の移籍市場について、番組だけに特別なスクープを披露。現役日本人選手の中で市場価値1位の久保建英選手について、「プレミアリーグの複数のクラブが興味を持っていたけど、夏の移籍では実現しなかった。来年の夏には状況が変わるかもね」と前置きをした上で、「正しい額のオファーが届けば、おそらくプレミアリーグに行く。彼はすでにステップアップの準備ができていると思うよ。2025年は久保にとって変化の1年になる」と大胆予想をした。