日常的な道具も、使い手次第で立派な武器に早変わりします。アニメに登場する、意外な武器を使うキャラを見てみましょう。
教師が使うおなじみの道具が武器に! 画像は「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師 ぬーどるストッパーフィギュア 土井半助」
【画像】なんでそれで勝てるんだ? こちらが現実では“絶対不可能”な方法で勝つ使うキャラです(3枚)
道具の使い方、違いますよ……
アニメやマンガのバトルシーンには、かっこいい武器が数多く登場します。しかし、ときには「それは武器にならないだろ!」とツッコミを入れたくなるような、日常的な道具を使って勝利するシーンもありました。
まずは『忍たま乱太郎』の「土井半助」に注目してみましょう。忍術学園の教師で、火薬の扱いや兵法の知識に長けています。しかし土井先生が戦闘中に用いるのは、チョークや出席簿といった教師らしい道具ばかりです。一見すると弱そうな武器なだけあって、負けるとトラウマレベルの悔しさを植え付けられます。
例えばTVアニメ第16シリーズ第39話「園田村へ急げの段」では、タソガレドキ忍者の「諸泉尊奈門」(もろいずみ そんなもん)と土井先生が1対1で対決しました。緊迫のシーンですが、土井先生は折れたチョークが入った箱を投げつけて尊奈門をむせさせ、さらに出席簿の角で頭を殴って倒します。この出来事を根に持っている尊奈門は、土井先生にリベンジをする機会をうかがい続けていました。
TVアニメ第18シリーズ第81話「土井半助を倒せの段」では、その執念がトラウマレベルになっていることが発覚します。尊奈門が夢の中で戦っていると、手裏剣がチョークに姿を変えて襲いかかってきたのです。
ちなみに土井先生はチョーク投げでは百発百中の精度を誇りますが、手裏剣は苦手という意外な一面もあります。尊奈門が土井先生の投げるチョークに勝てる日が来るのか、今後も目が離せません。
続いては『SPY×FAMILY』の「ヨル・フォージャー」が使った意外な武器を見てみましょう。ヨルは「いばら姫」のコードネームを持つ殺し屋で、普段は短剣や怪力を武器に活躍しています。
しかしTVアニメ第2期「【MISSION:31】戦慄の豪華客船」では、まるで武器には見えない日常的な道具を使って、敵の殺し屋を倒しました。要人警護中に殺気を感じたヨルですが、周囲には一般人の目があったため、短剣の代わりに服のボタンを使います。潜伏中の殺し屋に投げつけ昏倒させる姿が一瞬だったため、周囲で見張っていたほかの殺し屋も困惑していました。
ヨルは素手での戦闘能力も高く、どんな物でも武器に応用できます。本人は無自覚ですが、一番の武器はお手製の料理かもしれません。TVアニメ第1期「【MISSION:16】ヨル’sキッチン/情報屋の恋愛大作戦」では料理の練習に励みますが、完成するのは毒にしか見えない謎の物体ばかりです。
ヨルの弟である「ユーリ」はそんな料理を食べ慣れているはずですが、ひと口食べるたびに吐き出し、ついには走馬灯が見えていました。一般人が食べればトラウマになること間違いなしです。
ほかにも『黒執事』の「セバスチャン・ミカエリス」がシルバーのフォークやナイフで大勢の殺し屋を一網打尽にしたり、『ゴールデンカムイ』の「鶴見篤四郎」が団子の串で相手を刺したりと、意外な武器で戦うシーンはたくさんあります。キャラクターの戦闘能力の高さや機転に注目して、楽しんでみてください。