『Road to TOKYO DOME』所沢市民体育館(2024年12月18日)
○石井智宏&海野翔太vsザック・セイバーJr.&ハートリー・ジャクソン×

　海野が王者・ザックとのIWGP世界ヘビー前哨戦を制し、「必ずザックからベルトを獲って、すべてを変えて帰って来る」と所沢のファンに誓った。

　1・4東京ドーム大会初のメイン登場を控える海野。『Road to TOKYO DOME』開幕戦となったこの日、石井をパートナーに、ジャクソンと組んだ王者・ザックとのIWGP世界ヘビー前哨戦に登場した。

　開始早々、ザックのフロントハイキックを食らった海野だが、エルボーで応戦し、エルボースマッシュ合戦に持ち込んだ。一進一退の読み合いはザックが制してサッカーボールキックをお見舞い。負けじと海野も2度目の激突でエクスプロイダーからのSTFで絞め上げたが、腕ひしぎ逆十字固めに切り返された。

　なおもザックのクラーキーキャットで絞め上げられた海野だったが、自力でロープに脱出。ザックドライバーを不発に終わらせ、エクスプロイダーでぶん投げた。終盤にはスイングDDTでザックを突き刺して分断。最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターでジャクソンを仕留めた。

　前哨戦を制した形の海野は試合後、IWGP世界ヘビーのベルトと、ファンからプレゼントされた自作ベルトを手に、倒れたままのザックを見下ろした。そして「ザック、ぜってえに負けねえからな。ただそれだけだ」と通告し、「来年は今年よりもっといい年にしてやる! 残り2週間を切った東京ドーム大会、必ずザックからベルトを獲って、また所沢大会に帰ってきます。すべてを変えて帰って来るまで見守っていてください」と誓うと、「2025年、新日本プロレス、もっともっと盛り上げていきます! クリエイト・パラダイムシフト!」と絶叫して締めた。

　この日も入場時、試合後と、ファンとハイタッチを交わした。その時に「東京ドーム頑張れ」「いろんなものに勝て、俺らに最高の姿見せてくれ」と声をかけられたという。「そういう1つひとつを大切に。みんなの思いを背負って次の所沢大会は満員にしてやるし、ベルトを巻いた自分の姿をしっかり見届けさせてやります」と誓った海野は「東京ドームまで時間がないけど、ザックから必ず勝つ。それだけだ」と豪語してみせた。