「WS優勝を狙う」大物を次々獲得のヤンキース「すでに24年よりもいいチーム」米記者が確信「補強はまだ終わっていない」

 2024年のワールドシリーズでロサンゼルス・ドジャースに敗れたニューヨーク・ヤンキースが、大物を次々と獲得した。現地12月17日に先発投手のマックス・フリード、中堅兼一塁手のコディ・ベリンジャーと契約したと発表。13日には守護神デビン・ウィリアムズとも契約を発表している。

 今オフに一塁手のアンソニー・リゾ、二塁手のグレイバー・トーレス、外野手のフアン・ソトがFAで退団。再契約を目指して加わったソトの争奪戦に敗れたものの、一気に新戦力を加えて戦力を向上させている。

 元シンシナティ・レッズGMで、現在はスポーツメディア『The Athletic』でコラムニストを務めるジム・ボウデン記者は、「ソトを失った後に、フリード、ベリンジャー、ウィリアムズと契約した。すでに24年よりもいいチームだと言えるだろう」と自身のXにポストした。

 また、米メディア『FanSided』のクリス・ランダース記者は、「ヤンキースはベリンジャーとともにワールドシリーズ優勝を狙う。ソトを獲り逃した後、公然の秘密となっていたベリンジャーをついに獲得。カブスとの何日にもわたる駆け引きの末、ようやく決着がついた」と伝えた。

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  ランダース記者はさらに、「ベリンジャーとフリードが加わったことで、ヤンキースはソトと再契約できなかったものの、ふたたび大きな夢を描き始めることができるようになった」として、続けて25年シーズンのメンバーを予想した。

「外野はベリンジャーが中堅、アーロン・ジャッジを右翼に回して、左翼はジェイソン・ドミンゲスが入る。内野は一塁にクリスチャン・ウォーカー(アリゾナ・ダイヤモンドバックスからFA)、二塁にジャズ・チゾムJr.を置き、遊撃手はアンソニー・ボルピー、三塁にはミネソタ・ツインズのカルロス・コレアだ」

 このように、ウォーカーとコレアの獲得を予想している。

 ボウデン記者も「ヤンキースの補強はまだ終わっていない」とし、一塁手の新戦力候補として「ウォーカー、ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツからFA)、カルロス・サンタナ(ミネソタ・ツインズ)、ポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カーディナルスからFA)らが考えられる」ともポストした。

 また、ヤンキース専門メディア『Yanks Go Yard』は、各記者が報じた新戦力候補を列挙しながら、外野手のアンソニー・サンタンデール(ボルティモア・オリオールズからFA)の名前を記載。「外野として起用できるが、一塁手としてもこれまで9試合に出場している。金額は下がっていると言われ、何より12月17日にヤンキース公式SNSをフォローしたことが確認された」と、ヤンキースに加入する可能性があると伝えている。

 フリード、ベリンジャー、ウィリアムズを獲得したヤンキースが、さらなる補強に動くのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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