河部真道によるバイオレンスアクション漫画を映画化するNetflix映画『Demon City 鬼ゴロシ』が2025年2月27日(木)に配信される。このたび、主演の生田斗真、尾上松也ら本作の全キャストが一斉解禁となった。
【写真を見る】尾上松也、東出昌大、髙嶋政伸、田中美央ら奇面組を演じる面々も一挙明らかに
原作は2020年に連載がスタート、今年2024年11月22日発売の週刊漫画ゴラクで約4年の連載が完結した河部による漫画「鬼ゴロシ」。地方都市、新条市を舞台に、妻と娘を奪われた殺し屋である主人公の復讐劇を圧倒的な熱量と迫力のバイオレンス描写で読者を惹きつけた。実写化となる本作で主演を務めるのは生田。主人公の亡き最愛の恋人を演じたNetflixシリーズ「さよならのつづき」で視聴者の涙を誘った生田が、本作では最愛の妻と娘の復讐を誓う殺し屋、坂田周平を演じる。
そして、生田演じる坂田の仇敵となるのは、新条市を裏で牛耳る組織「奇面組」のメンバーを演じる、尾上松也、東出昌大、高嶋政伸、田中美央の面々。尾上は、日本初の本格カジノを備えたリゾート施設の建設を計画する新条市市長の春原龍。東出は、内に秘めた変態性を隠し坂田の娘を愛娘のように育てるセキュリティ会社社長の伏勘太、高嶋は新条警察署捜査一課の刑事、篠塚孝太郎、田中は、麻薬売買に関わる地元クリーニング会社社長、竹本誉を演じる。それぞれが表の顔を奇妙な面で覆い隠し、己らの大義や私利私欲のために蛮行の限りを尽くす悪党集団を演じる。さらに、坂田の娘、りょう役に當真あみ、坂田の古くからの相棒である藤田晶役に駿河太郎、坂田の目の前で銃殺された妻の葵役に木竜麻生、新条市のヤクザである河野組組長の河野春夫役に竹中直人、交番に勤務する傍ら情報屋も生業とする滝川祥史役に音尾琢真らが決定。監督、脚本を務めるのは映画『メランコリック』(18)の田中征爾。長編一作目となった同作で、第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で監督賞、ヨーロッパ最大のアジア映画祭、第21回ウディネファーイースト映画祭で新人監督作品賞を受賞している。
あわせて、主演の生田、原作の河部、監督の田中らのコメントも到着。生田は「セリフほぼなし。全ての感情をアクションで表現しなければならない難役をいただきました。尖ってるぜ、ネフリ!面白いはずです。だってこんなに体張ったんだから」と意気込みを露わにした。また、河部は「Netflixで、新進気鋭田中監督、生田さん尾上さん東出さんをはじめとした豪華なキャストの映画になると伺っております。非常に楽しみです。読者の皆様もともに刮目して見届けていただければ幸いです」とコメント。また、田中は「いち観客としても大好きな『復讐+バイオレンスアクション』というジャンルに挑戦できたこと、本当に嬉しく思います。主演の生田さんの繊細な演技と圧巻の身体表現、それはそれは見事で、現場で感動しきりでした」と語っている。
”不死身の殺し屋”坂田は地獄の底からよみがえり、妻と娘のために鬼となる。圧巻のリベンジバイオレンスアクションに期待が高まる。
■<キャスト、スタッフコメント>
●生田斗真(坂田周平役)
「Netflix映画『Demon City 鬼ゴロシ』に出演させていただきます。セリフほぼなし。全ての感情をアクションで表現しなければならない難役をいただきました。尖ってるぜ、ネフリ!面白いはずです。だってこんなに体張ったんだから」
●河部真道(原作)
「Netflixといえば、テレビでも映画館でも見られないハウス・オブ・カードやナルコスのような最上級の映像作品が生まれる場所でした。日本にNetflixがやって来るのを待ちに待った日々をいまでも思い出します。そのNetflixで、新進気鋭田中監督、生田さん尾上さん東出さんをはじめとした豪華なキャストの映画になると伺っております。非常に楽しみです。読者の皆様もともに刮目して見届けていただければ幸いです」
●田中征爾(監督、脚本)
「いち観客としても大好きな『復讐+バイオレンスアクション』というジャンルに挑戦できたこと、本当に嬉しく思います。原作『鬼ゴロシ』の世界観と強烈なインパクトを継承しつつ映画ならではの物語をどうクリエイトするのか、スタッフやキャストの皆さんと喧々諤々の議論を経て、ようやく完成しました。主演の生田さんの繊細な演技と圧巻の身体表現、それはそれは見事で、現場で感動しきりでした。全てのキャラクターが本当にオリジナリティと実在感に溢れており、Demon Cityという街を豊かに彩ってくれました。お楽しみに!」
文/鈴木レイヤ
※高嶋政伸の「高」は「はしごだか」が正式表記