ME:I、『モアナと伝説の海2』日本版エンドソングを映画館で生パフォーマンス!「心を込めて歌った」

ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『モアナと伝説の海2』の公開記念舞台挨拶が12月19日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、日本版エンドソングアーティストの「ME:I」が登壇。エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」をファンの前で初披露した。


『モアナと伝説の海2』の公開記念舞台挨拶が行われた
海と特別な絆を持つ少女“モアナ”が傷つき悩みながらも、自分の進むべき道を見つけるため冒険に出る物語を描いた前作『モアナと伝説の海』。続編となる本作では、壮大な冒険から3年が経ち、少し大人へと成長したモアナがすべての海をつなぐ1000年にひとりの“導く者”としての大きな使命を背負い、危険に満ちた海の果てへ向かう冒険に旅立つ。先週6日に日本での公開を迎え、早くも公開13日で動員146万人、興収20億円突破する特大ヒットを果たしている。


ダンスをレクチャー!
熱い拍手に迎えられて、デビュー1年目にして本作の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を任されることとなった「ME:I」が登場した。「ビヨンド ~越えてゆこう~」を生披露することが伝えられると、うれしいサプライズにファンは「ええー!」と大歓喜。KEIKOは「映画館という場所でパフォーマンスするのは初めてなので、すごく緊張していますが、皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります」と意気込みを語った。楽曲の世界観を表現した“波越えダンス”も話題となっているが、RANがダンスをレクチャーする場面もあり、「一緒に踊ってくれますか?」と呼びかけていた。


【写真を見る】ME:I、エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」をファンの前で初披露!
「ビヨンド ~越えてゆこう~」は主人公のモアナが、愛するものたちのため、2度と大切な人に会えないかもしれない危険が待ち受ける航海に出ることに躊躇いながらも、自分を信じて迷いや葛藤を越えてゆこうという決意を歌う楽曲。湧き上がる力強さを表現した歌声に会場もうっとり。歌唱を終えると、MOMONAは「本当に新鮮な光景で、皆さんの顔もとてもよく見えますし、私たちも歌いながら自分たちの声を感じて、すごく心を込めて歌うことができました」と会場を見渡しながら、興奮を伝えていた。


「心を込めて歌うことができました」と笑顔
改めて抜擢の感想を明かすことになると、「ほぼ毎日、朝早く起きて、ディズニー作品を観てからお仕事に行くルーティンがある」というSHIZUKUは、「こうして参加することができてすごくうれしい」と喜びを吐露。KOKONAも「周囲からの反響がすごい。家族に伝えた時は、みんなすごく喜んでくれた」と切り出し、実際に映画を鑑賞した友人からは「歌を聴いてきたよ。映画、本当にステキだった」と連絡をもらえたのだとか。「うれしい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せていた。


それぞれがモアナの心に寄り添いながら歌唱したという
また楽曲に込めた想いについて、SUZUは「大切な人を守るために、迷いや不安を乗り越えようとするモアナに、オーディション中の自分と重ねながら歌った」と告白。COCOROも「大切な人を守るんだという強い気持ちを、『私はモアナ』と思いながら、自分自身と重ねながら力強く歌った」と共鳴しながら歌ったという。


会場を見渡して感激しきり
レコーディングを振り返ったAYANEは、「普段、私たちが歌っている楽曲のジャンルは違う、ドラマチックな楽曲の構成やサウンド」と曲の印象を口にし、「一体感を出すのがすごく難しくて、モアナになりきってみんなで歌った」と困難もみんなで乗り越えたとニッコリ。RINONも「こういった曲調の歌を歌うのが初めて。緊張したんですが、すごく貴重な経験なので、自分もモアナになりきって一生懸命レコーディングした」とそれぞれがモアナの魂を心に宿していた。MIUは「自分であり続けるために」という歌詞がお気に入りだそうで、「映画を観る前に、歌詞だけでもとてもステキな歌詞だなと思いました。実際に映画を観てみると、自分であり続けるために、不安なことに挑戦するという葛藤も一緒に感じられて、改めて自分であり続けることはどういうことなのかを考えさせられた」としみじみと話していた。


来年の抱負やモアナへの共鳴を明かした
そしてオーディションという試練を乗り越えてデビューを果たしたという道のりも、モアナに重なる点があった様子で、KEIKOは「私たちは、この夢を志すこと自体がすごく大きな挑戦。いろいろな挑戦をして悩んだりする部分で、モアナとリンクすることが多かった」、KOKONAも「勇気をもらった。モアナが壁にぶつかっても乗り越えていく姿を見て、私も頑張ろうと思えた」と刺激をもらったと奮起。


ファンとの対面に感激!
来年「越えていきたいもの」を打ち明ける場面もあったが、「来年の目標は、心配性を越えていくこと」だと発表したRANは、「心配性で、ミーティングをしに会社に行く時でも大きなボストンバッグを持って行ったりする。物を多く持ってしまう傾向がある。来年はミニバッグを買って、それで行動できるような人間になりたいなと思っています。20歳になったので、ミニマムな感じで」と抱負を明かして、会場を盛り上げた。SUZUは「デビュー年を越えていこう」と宣言。「今年はたくさんの経験をさせていただいた。来年はパフォーマンスにおいてもいろいろな部分でレベルアップして、今年を越えていけるように頑張りたい」と意欲をにじませて拍手を浴びていた。

取材・文/成田おり枝