『STAR NAVIGATION 2024〜TRIPLE SUMMIT〜』後楽園ホール(2024年12月19日)
○マサ北宮&小田嶋大樹vs藤田和之&征矢学×
元日・日本武道館大会のGHCナショナル王座戦に向けた最後の前哨戦で挑戦者・北宮が王者・征矢から直接ピンフォール勝ち。一方で新人・小田嶋から執念をむき出しにされた藤田は「武道館の空いた時間にやってやる」と“元日武道館Wヘッダー”での一騎打ちを提示した。
デビュー3ヶ月の小田嶋だが、日本大学レスリング部の先輩でもある藤田に12・1新宿大会で対戦要求。この日の後楽園大会では直訴が実ってタッグマッチで対決した。
序盤から大胆にも藤田の横っ面を張り飛ばして場内を大きく沸かせたが、やはり藤田&征矢の強力コンビから十倍返しの憂き目に…。それでもマットを這いつくばりながら食らいつき続け、年の瀬の後楽園ホールを何度も小田嶋コールに染めてみせた。
そして中盤過ぎには征矢と北宮が、やはり徹底的な意地の張り合いを展開。スピアーにはスピアー、ブレーンバスターにはブレーンバスター、ラリアットにはラリアット…と意地でも同技を繰り出しあったものの、今宵競り勝ったのは北宮。最後はコーナー最上段からのダイビングセントーンを投下して、王者・征矢から直接ピンフォール勝ちを奪ってみせた。
元日武道館での悲願のシングル初戴冠へ弾みをつけた北宮は「征矢。元日・日本武道館は徹底的にテメーを攻め抜いて獲ってやるからな。お前がベルトを持ってる、その間に3度もお前にシングルマッチで負けてんだよ。俺にとってお前は鬼門であり、目の上のたんこぶなんだよ。徹底的に潰してやるよ。元日、ベルトと一緒にテメーの存在も消してやるよ、このヤロー!」と男臭い鼻息を荒くしながら宣告した。
一方で小田嶋は試合が終わっても藤田の背後から襲いかかったものの、藤田はビンタ一発で返り討ちに。それでも「先輩、先輩ってどこの大学だ? よくわかんないけど、何が先輩だ? ワケわからねえな、あいつ。やってやるよ。そんなにやりてえんだったら、武道館空いた時やってやるよ。1分? いやいや30秒? いや10秒でいいよ。10秒1本勝負でいいよ。あとは会社が決めろ。いつでもやってやるから」と提案。すでに元日・日本武道館大会でのカードが決まっている藤田だが、Wヘッダーも辞さない構えをみせた。
【北宮の話】「あと残すところ約10日か。前哨戦も今年の試合も終わったぞ、征矢。元日・日本武道館は徹底的にてめえを攻め抜いて獲ってやるからな。お前がベルトを持ってる、その間に3度もお前にシングルマッチで負けてんだよ。俺にとってお前は鬼門であり、目の上のたんこぶなんだよ。徹底的に潰してやるよ。元日、ベルトと一緒にてめえの存在も消してやるよ、このヤロー!」
【征矢の話】「ああクソ! 今年最後の大会だったのにチクショー。気持ちが上回れなかったぜ。クソが! てめえに勝つために2024年残りもお前に勝つことだけを考えて、一日一日、必ずこのベルトを守る、そのことだけ考えて年越しだ。年越し? そんなにぎやかなことは必要ねえ。この1・1ベルトを必ず防衛するために、今日から残り何日だ? 2週間きってるよな? 一日たりともこのベルトのことは忘れない。今日の負けは不幸中の幸いだ。もう一度このベルトに対する気持ちを高めていきたいと思う。絶対に! 1・1は! 北宮、お前には負けねえからな!!」
【藤田の話】「先輩、先輩ってどこの大学だ? よくわかんないけど、何が先輩だ? わけわからねえな、あいつ。やってやるよ。そんなにやりてえんだったら、武道館空いた時やってやるよ。1分? いやいや30秒? いや10秒でいいよ。10秒1本勝負でいいよ。あとは会社が決めろ。いつでもやってやるから」