共通の知人の葬儀で再会した男性と不倫に発展した春美さん(34歳主婦/子供アリ)。お相手は、春美さんがOL時代にスナックでアルバイトをしていた時のお客様・弘道さん(49歳外資系半導体メーカー/既婚・子...
彼を試すメッセージを
本当に私を好きなら…(写真:iStock)
結果、春美さんは丸々2日間調べたが、妻の名を突き止めることはできなかった。心はすっかり疲弊しきったという。
「そんな時、弘道さんからメッセージが届いたんです。『海外出張のスケジュールが変更になって、帰国が早まったよ。今週末に逢いたいな』というものでした。
私は複雑な気持ちになりました。シンプルに『恵子さんて誰?』と聞くべきか、それともジョーク交じりで『愛の言葉を伝える相手を間違えちゃダメよ。恵子さんて奥様?』などと様々なパターンを考えたのですが、結局は聞けずじまい。
そこで、全く別な返答をすることにしたんです」
春美さんは涙目で語った。
「彼を試しました。本当に私を好きなのかが知りたくて『週末は生理だけれど、一緒に過ごせそうなら食事だけでもどう?』って。
私を愛しているなら、きっと逢ってくれるはず。少なくとも私は顔を見られるだけで幸せでした。祈るような気持ちで弘道さんの返信を待ったんです。でも返信は半日経ってもなし。やっと返事が来たのは翌日の夜。内容は『春美さんの体調がいい時に逢おう。また連絡する』と、実にそっけないものでした」
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徐々に減っていく連絡
結局のところ…(写真:iStock)
これには大いに落胆したという。
「名前を間違われた以上にショックでしたね。結局、あっち目当てだったの? って…。誰にも相談できず、鬱屈した1週間が過ぎていきました。その頃には弘道さんのFBを閲覧するのが日常になったんです。
今、誰とどこにいのか。日本に滞在中なら、なぜ連絡をくれないのか。以前なら出張のスケジュールもきめ細かに教えてくれた彼ですが、『恵子、愛してるよ。おやすみ』のメール以降、徐々に連絡が減っていって…」