日本テレビ (C)週刊実話Web
民放テレビ各局が今年の締めくくりとして力を入れた秋ドラマで、唯一“惨敗”した局があるようだ。
12月18日、藤原竜也が主演を務めるドラマ『全領域異常解決室』(フジテレビ系)の最終回が放送。これまで神々を消してきた悪者である“ヒルコ”の正体が判明した。
【関連】フジテレビが“意外なヒットドラマ”誕生にニンマリ? 映画化プロジェクトを進める2作品とは など
「前半は、ベテラン刑事の藤原と新人刑事の広瀬アリスによるオーソドックスな刑事ドラマかと思われていたが、第6、7話で日本神話をモチーフにしたロー・ファンタジーにスケールアップ。放送を重ねるごとに話題になり、最終回を迎えた現在、今秋トップ3に入る好評を得た。SNSでも大盛り上がりし、まさに有終の美を飾りました」(芸能ライター)
『ホットスポット』はヒットしそう?
ほか、トップ3の候補として、NHKの新人脚本チームが制作した安達祐実主演の『3000万』、柳楽優弥主演のファミリーサスペンス『ライオンの隠れ家』(TBS系)、鈴鹿央士と松本穂香が探偵コンビを組んだ『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)、松本若菜主演の托卵ドラマ『わたしの宝物』(フジテレビ系)などが挙げられそうだ。
「今秋は粒ぞろいの豊作でしたが、こうして作品をリストアップしていくと、日本テレビ制作の作品がひとつもないことが分かります。日本テレビの主な今期ドラマ視聴率は、『潜入兄妹』が初回から平均世帯視聴率4.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)と低空発進をし、堀田真由主演『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』も初回4.4%、第3話で3.1%を記録するなどまったく奮わず。『放課後カルテ』も話題性皆無。ヒット作は1つもなく、惨敗の結果に終わった」(同)
来年1月からは、『ブラッシュアップライフ』で大ヒットを飛ばしたバカリズムが新たに脚本を務める日曜ドラマ『ホットスポット』がスタートする。
日本テレビは、もはやバカリズムに頼るほかないのだろうか…。