マグミクスで「『ガンダム』「連邦軍が正義でジオン軍が悪なんでしょ」 初心者が勘違いしやすいこと3選」と題した記事を配信したところ、ティターンズやエゥーゴの立ち位置について、「初見時は分かりづらかった」など多くの反響を集めました。
『機動戦士Zガンダム BGM COLLECTION VOL.3』(キングレコード)
えっ、胸元ぱっかーん! こちらが子供には魅惑的過ぎる「ガンダムヒロイン」です(7枚)
『Zガンダム』は子供には複雑過ぎ?
アニメ『機動戦士Zガンダム』において、子供の頃「ティターンズはジオンじゃないの?」と誤解してしまう視聴者は少なくなかったようです。
マグミクスで「『ガンダム』「連邦軍が正義でジオン軍が悪なんでしょ」 初心者が勘違いしやすいこと3選」と題した記事を配信したところ、『Zガンダム』におけるティターンズやエゥーゴの立ち位置について、「初見時は分かりづらかった」など多くのコメントが寄せられました。
視聴者の混乱を招いた大きな要因として、モビルスーツのデザインが挙げられています。「ティターンズ側にハイザックがいるのがそもそも視聴者にとって混乱の元」という指摘に多くの共感が集まりました。ハイザックやガルバルディβなど、「ファーストガンダム」ではジオン軍のモビルスーツの象徴でもあったモノアイ型モビルスーツが敵側であるティターンズに次々と登場する一方で、制服は連邦軍のものを着用しているという設定も、特に子供の視聴者には理解が難しかったようです。
またアムロのライバルだったシャアがエゥーゴ側として登場し、ガンダムMk-IIがティターンズ側の機体として描かれるなど、前作での「味方」「敵」の構図が逆転している点も視聴者を混乱させたようです。「シャアが操るリックディアスがガンダムを奪いに来るのも、ファーストのオマージュになっていて、よりいっそう複雑化させている」というコメントも寄せられていました。
このうえジムIIはエゥーゴとティターンズで両陣営で使用されているなど、味方側のシンボルだった要素が、『Zガンダム』では両陣営に分散して登場していることも混乱を招いているようでした。
この複雑な設定とデザインの問題について、「視聴者に分かりやすくするため次作ZZでは、モノアイMSは敵陣営でツインアイ、ゴーグルMSは味方陣営となり、メタスは早々に離脱」したとして、続編『ガンダムZZ』では意図的に分かりやすい描写に修正されたという指摘も届いています。
一方で、『Zガンダム』の複雑さを評価する声も多く寄せられました。「大人になって見直すと複雑ながら面白いのが分かる」という感想に代表されるように、年齢を重ねて再視聴することで、政治的な背景や組織関係の理解が深まり、新たな作品の魅力を発見できたというコメントが目立ちました。