「令和ロマンを倒しましょう」
出典: FANY マガジン
――ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
檜原 令和ロマンです。「研修テレビ」っていう番組を、ひつじねいり、春とヒコーキと4組で、1年間一緒にやってたんですけど、志半ばで打ち切りになっちゃって。
大鶴 令和ロマンがチャンピオンになってもなお続けることができなかったということは、俺らの力不足かなと。あの番組をもう1回復活させたいなというのはありますね。
檜原 夢はワンツー(フィニッシュ)です。
大鶴 ヤーレンズさんに対して、「我々も助太刀いたす」という気持ちもあります。「令和ロマンを倒しましょう」と。その方が大会が盛り上がると思うので。僕は真空ジェシカです。僕らが出始めの頃、2017年頃から一緒にライブで遊んだりしてて。
檜原 真空ジェシカと僕らのラジオがほぼ同時期に始まるってなって。真空が「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」ならこっちは母ちゃんでいいんじゃじないかってことで、「ママタルトのラジオ母ちゃん」になりました。そこからユニットライブなんかもやるようになって、僕らが普通に会ってる近しい人で、初めて決勝に行ったのが真空ジェシカだったんです。夢とやる気をもらいました。
大鶴 うちらもあの門を叩けば開くんだっていう。
檜原 決勝進出者発表で、僕らが一組目で呼ばれて。そこからは「真空ジェシカ来い!」って思ってました。
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困っている芸人の助けになれば…
――優勝賞金1000万円の使い道は?
大鶴 野球が大好きなので、野球好きの芸人を集めて草野球をやってるんですよ。東京ドームを借りて、みんなで野球をやりたいです。
檜原 220万円くらい残っている奨学金を一撃で返済したいです。あとは、辞める手前くらいの借金のある芸人に、一口10万円で、無利子で貸したい。自分が消費者金融からお金を借りたときに、利子の返済だけで大変だったんです。払っても払っても全然減らない。そんなときに150万円を無利子で貸してくれる人がいて、消費者金融の借金を一旦ゼロにできたんです。同じように困っている芸人の助けになればいいなと思ってます。
――決勝当日に実行したい、最強のルーティーンがあれば教えてください!
檜原 僕は10年間宅配ピザでアルバイトをしてきて、3年前に辞めれたんですよ。M-1グランプリの準決勝の日に、売れない芸人だった僕とお別れパーティーをするということで、バイト先のピザを注文して、一人で食べてからM-1に出発するっていうのを去年、一昨年とやりました。今年の決勝当日に、最後の送別会をやりたいと思います。
大鶴 それで言ったらカツ丼ですかね。2021年、決勝前日に、オズワルドの伊藤さんがカツ丼を食べに連れていってくれたんです。密着のカメラと一緒に。そこでカツを一切れ残してたので、「食べないんですか?」って聞いたら、「いやこれ、カツを残すことで勝ち切ることができる」とか意味のわからないことを言っていて。「そうなんですねー」って送り出したら、案の定失墜して2位になってしまった。あんとき俺がボケでもいいから最後の一切れを食えばよかったという後悔があるので、今回はカツ丼を全部食べきってから決勝戦に行こうかなと思います。