ポタ電の内側は先端技術が盛り沢山! ユーザー視点で進化したEcoFlowのポータブル電源 RIVER 3 シリーズ

●3つの主要素からなるX-Core 3.0



 EcoFlowでは同社のすべてのポータブル電源を、統合技術アーキテクチャーシステムのX-Core 3.0に基づいて開発している。これはインテリジェンス、高性能、安全性を主要な3つのポイントとして、それぞれに貢献する技術を製品に実装するテクノロジープラットフォームというものである。

X-Core 3.0を構成する3つの要素

 インテリジェンスに含まれる技術では、EcoFlow OASISがある。これは主としてスマートフォンとの連携や他の機器との連携などでの電源管理に関わるもの。スマートホームを構成する要素として電力の見える化や遠隔操作などにも対応している。

 高性能では業界最速クラスの充電スピードを誇る急速充電のX-Streamや電圧を調整してほぼすべての家電製品を稼働させるX-Boost、温度変化により放熱を最適化してファンの稼働音を抑える静音技術のX-Quiet、そして前述のX-GaNPower技術などが含まれる。

 容量286WhのRIVER 3 Plusを例に挙げると、X-Streamにより満充電までの時間はわずか1時間で、X-Boostをオンにすると900Wまで出力が可能。X-Quietで騒音レベルは30dBに抑えている。

 安全性ではX-Guardを搭載。これはバッテリーと内部構造を一体化したCTCデザインやPACKモジュール、IP65による防水・防塵性などハードウェアに関する安全対策に加え、安全性を24時間365日モニタリングするソフトウェアを統合した技術だ。

X-Core 3.0の思想が具現化されたRIVER 3 Plus

 これらの技術はすべて創業から7年の間に培われたもので、先述の同社が保有する特許技術の点数からも、いかに技術開発を重視しているかをうかがい知ることができる。

 技術の進化はともすれば自己満足的な形となってしまうこともある。EcoFlowではユーザーからのフィードバックに対して、問題を解決する手法として技術を用いているという。冒頭に記したように、ポータブル電源の内側には隠されてはいるが、進化する技術が盛り沢山なのだ。