ソニーPCL、ソニーの風ハプティクス技術を用いた体験型コンテンツの概念実証をアート展で開始

ソニーPCL株式会社は、体験型コンテンツのさらなる没入感を追求し、ソニー株式会社(以下:ソニー)の触覚提示技術(ハプティクス)を活用したHaptic FloorやActive Slate(以下:床型ハプティクス)に加え、新たに「風」制御技術(風ハプティクス技術)を用いた制作ソリューションの概念実証を開始する。

ソニーが開発した風ハプティクス技術と送風装置を組み合わせ、タイミングや強弱を精密にコントロールして風をつくり出す。これにより映像や音響と連動し、リアルタイムで風を演出することで、臨場感にあふれる体験が可能となるという。

今回、体験型アート展「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」のメインゾーン「北斎の部屋」で公開される体験コンテンツでは、この風ハプティクス技術を初めて制作ソリューションに導入。「神奈川沖浪裏」をモチーフにした展示では、視覚や音響の演出に加え、風による大波の迫力を体感できる。

さらに、ソニーのCrystal LED上で展開される高精細かつダイナミックな映像とともに、緻密に設計された音、風、振動が一体となり、北斎が描いた景色をリアルに再現することが可能となる。

ソニーの風ハプティクス技術について

ソニーは風を制御する独自の風ハプティクス技術を開発。この技術により、高応答な風速制御が可能となり、風のタイミングや強弱を精密に調整。リアルタイムで細やかな風の変化を提示できる。また、さまざまな風の質感を表現し、音や映像と連動するコンテンツを作成することで、視覚と触覚のシームレスな融合を実現する。